CAD,CAM

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 CAD,CAM
科目番号 0074 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 配付資料
担当教員 松本 匡以

到達目標

①モノづくりにおけるCAD/CAMシステムの必要性を理解する。
②コンピュータグラフィックスの基礎を理解し、図形の発生や変換の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
CAD/CAMシステムの歴史・現状と備えている機能、及びCAD/CAMシステムで使われる基礎的な図形処理について学習する。
この科目は、企業でCADシステムを利用した生産設備等の設計と、併せて企業内でのCADシステムの普及・利用方法教育等を担当した教員が、その経験を活かし、CADとCAMシステムの概要について授業を行う。
授業の進め方・方法:
中間試験は50分間の試験を実施する。期末試験は50分間の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、小テストや課題の総点を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
この科目は学修単位科目のため、事前、事後の学習として、自学自習ノート(報告書)の作成・提出を行う。
注意点:
これまで学習してきた、数学・機械製図・設計製図・機械工作法・工作実習等と関連づけて考えることが重要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 CAD/CAMの概念 CAD、CAM、CAD/CAM、CADとAD、機械加工とCAM
2週 CADとCAMの歴史 自動プログラミングとCAM、CADの展開、CAD/CAMシステムへの展開
3週 CAD/CAMシステムの形態 CAD/CAMシステムの形態、CADとCAMシステム間のデータ交換、CADとCAMのモデラー
4週 CADの機能(1) CADのソフトウェアとその機能、2次元図形作成機能
5週 CADの機能(2) 3次元CADにおけるモデリング(フィーチャーベースモデリング、パラメトリックモデリング)
6週 CAMの機能(1) 2次元加工のCAM機能
7週 CAMの機能(2) 2次元加工のCAM機能
8週 1週から7週までのまとめ
2ndQ
9週 中間試験解答、コンピュータグラフィクスの概要、図形の発生(1) ラスタグラフィクス、デバイス座標系、直線の発生
10週 図形の発生(2)、2次元コンピュータグラフィクス(1) 円の発生、ワールド・正規座標系、拡大・縮小
11週 2次元コンピュータグラフィクス(2) 原点周りの回転、平行移動、任意の点周りの回転
12週 3次元コンピュータグラフィクス(1) 軸の定義、拡大、縮小、平行移動
13週 3次元コンピュータグラフィクス(2) 回転
14週 投影法 平行投影、透視投影
15週 期末試験解答、CAD/CAMシステムの展望 コンピュータを利用したモノづくりの将来
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。4
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。4
鋳物の欠陥について説明できる。4
溶接法を分類できる。4
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。4
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。4
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。4
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。4
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。4
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。4
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。4
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。4
切削工具材料の条件と種類を説明できる。4
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。4
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。4
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。4
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。4
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。4

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000