応用設計製図

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用設計製図
科目番号 0100 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:3 後期:3
教科書/教材 配布資料
担当教員 野田 幸矢

到達目標

①人間社会(文化、芸術、生活様式など)と産業機械のあり方を認識した設計技術者を育成する。
②塑性加工産業の各加工法概要を勉強し、加工機設計の基本的な考え方を理解する。
③幾何公差など作図専門知識が駆使でき、設計現場で即戦力となる設計技術を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
産業機械(小型圧延機)の設計製図を通年で行う。5年間の製図の集大成として下記の関連科目学習の成果を駆使し、応用的な設計製図を行うことで、図面作成における実践的総合力を養う。
【関連科目】材料力学、機械力学、塑性加工学、熱力学、水力学、エネルギー工学、機械製図Ⅰ、機械製図Ⅱ、設計製図Ⅰ、設計製図Ⅱ
授業の進め方・方法:
・基本構想書、設計資料、プレゼン等の成績を総合的に評価し、60点以上を合格とする。      
・前期評価を40%、後期評価を60%で評価する。
注意点:
①この科目は1月最後の授業日で修了するように、卒業研究の時間を部分的に借りて行います。
②産業機械は小型圧延機を題材にして、いくつかの圧延機仕様案を提示して選択する形式をとる。
・基本構想書、設計資料、プレゼン等の成績を総合的に評価し、60点以上を合格とする。      
・前期評価を40%、後期評価を60%で評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 産業機械の設計説明(1) 人間社会と産業機械の歴史とその未来
2週 産業機械の設計説明(2) 塑性加工の概要
3週 産業機械の設計説明(3) 圧延加工の概要と設計題材の紹介
4週 技術文章作成法(1) Wordの相互参照やスタイルなど文章を管理する方法を駆使できる
5週 技術文章作成法(2) Powerpointを使用して概念図を描くことができる.ベクトル形式の図を出力できる.
6週 技術文章作成法(3) フォントなど機械系分野の論文に投稿可能なグラフを作成できる.
7週 CAEの使い方 CAEで部品強度を計算できる
8週 産業機械の設計(8週~30週)
・小型圧延機の基本構想書、設計計算書、注文仕様書、部品図、組立図、プレゼン資料等を作成する。
・8-12週:小型圧延機の基本構想書作成
(題材に対する圧延荷重、トルク、動力、構造案等検討)
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週 13週:発表準備、基本構想書まとめ 13週:発表準備、基本構想書まとめ
14週
15週 15週:設計コンセプト発表会(1人4分のプレゼン) 15週:設計コンセプト発表会(1人4分のプレゼン)
16週
後期
3rdQ
1週 16-17週:市販品の注文仕様書作成 16-17週:市販品の注文仕様書作成
2週
3週 18-21週:内製品の部品図作成 18-21週:内製品の部品図作成
4週
5週
6週
7週 22-25週:組立図作成 22-25週:組立図作成
8週
4thQ
9週
10週
11週 26-28週:設計資料まとめ
(設計計算書、注文仕様書、部品図、組立図等)
26-28週:設計資料まとめ
(設計計算書、注文仕様書、部品図、組立図等)
12週
13週
14週 29週:発表準備、プレゼン資料作成 29週:発表準備、プレゼン資料作成
15週 30週:設計作品発表会(1人4分のプレゼン) 30週:設計作品発表会(1人4分のプレゼン)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

(前期)課題(後期)課題合計
総合評価割合4060100
産業機械4060100