卒業研究

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0115 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 9
教科書/教材 各テーマについて指導教員より指示がある。
担当教員 鄭 耀陽,松尾 忠利,篠木 政利,小出 瑞康,鈴木 茂和,野田 幸矢,赤尾 尚洋,髙橋 章,山口 直也

到達目標

①各自選んだテーマについての深い理解、応用能力を涵養する。
②研究を通して、問題解決能力、プレゼンテーション能力を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
研究活動を遂行できる到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
問題解決能力、プレゼンテーション能力を身に付ける到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年間の学習の成果を基に、4年次の工学セミナーに引き続き、担当教員の指導により学生の興味と好ましい資質の進展をはかり、探索的な学習を通してデザイン能力と問題解決能力を育成する。
授業の進め方・方法:
卒業研究中間発表会および最終発表会において卒業研究の成果を発表する。また、最後に卒業研究報告書を作成して提出する。
研究遂行能力40%、報告書の内容40%、中間発表会および卒業研究最終発表会プレゼンテーションを20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
中間試験、期末試験はともに実施しない。
毎週、既定の様式の実施報告書に週ごとの活動内容を記載し、ひと月につき1枚分の実施報告書を作成する。次の月のはじめに指導教員に確認していただき確認印をいただくこと。
最後にすべての月の実施報告書を、卒業研究報告書の電子データとともに提出する。
注意点:
受動的な学習態度ではなく、問題を自ら探して見つけるような積極的かつ自発的な取り組みが特に望まれる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 卒業研究ガイダンス 卒業研究の概要を理解し,配属における各個人の役割,
年間の日程が把握できる
2週 研究の遂行 各自の研究の進捗状況を説明することができ,その進行
状況を把握しつつ,研究を遂行できる
3週 研究の遂行
4週 研究の遂行
5週 研究の遂行
6週 研究の遂行
7週 研究の遂行
8週 研究の遂行
2ndQ
9週 研究の遂行
10週 研究の遂行
11週 研究の遂行
12週 研究の遂行
13週 研究の遂行
14週 研究の遂行
15週 研究の遂行
16週 中間発表会
後期
3rdQ
1週 研究の遂行
2週 研究の遂行
3週 研究の遂行
4週 研究の遂行
5週 研究の遂行
6週 研究の遂行
7週 研究の遂行
8週 研究の遂行
4thQ
9週 研究の遂行
10週 研究の遂行
11週 研究の遂行
12週 研究の遂行
13週 卒業研究最終発表会
14週 卒業研究報告書の作成
15週 卒業研究報告書の最終提出 各自の研究成果について、報告書の執筆ができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4
アーク溶接の基本作業ができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3後15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3後15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3後15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3後15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3後15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後15
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後15
合意形成のために会話を成立させることができる。3後15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後15
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後15
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3後15
複数の情報を整理・構造化できる。3後15
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3後15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後15
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3後15
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3後15
事実をもとに論理や考察を展開できる。3後15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3後15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後15
目標の実現に向けて計画ができる。3後15
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後15
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3後15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3後15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3後15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3後15
法令やルールを遵守した行動をとれる。3後15
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3後15
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3後15
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3後15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3後15
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3後15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3後15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3後15
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3後15
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3後15
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3後15
企業には社会的責任があることを認識している。3後15
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3後15
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3後15
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3後15
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3後15
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3後15
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3後15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3後15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3後15
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3後15
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3後15
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3後15
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後15
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3後15
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3後15
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3後15
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3後15

評価割合

研究遂行論文中間発表・最終発表その他合計
総合評価割合404020000100
基礎的能力404020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000