電気電子工学実験

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気電子工学実験
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 電気電子工学実験指導書,福島工業高等専門学校電気工学科編
担当教員 鈴木 晴彦,伊藤 淳,植 英規,豊島 晋

到達目標

①オシロスコープ,各種計器を用いて,基本的な量を計測することができる.
②コンデンサ,コイル,抵抗,ダイオード等の基本的な回路素子の特性が説明できる.
③ロボットの基本的な制御方法について説明できる.
④論理回路ICやトランジスタを用いて簡単な回路を製作し動かすことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各種センサや半導体素子等の基礎特性・各種電子回路の動作に関する実験,交流機器(同期機や誘導機)の特性に関する実験を行い,専門科目の講義で学習内容と現実のものとをリンクさせるとともに,実験結果に対して深く考察できる能力を向上させる.
授業の進め方・方法:
実験レポートの内容(体裁10%・原理や手順等20%・実験結果30%・考察30%・仮提出10%)や提出状況により評価し,60点以上を合格とする.
前期・後期とも定期試験は実施しない.
注意点:
積極的に実験に参加し,実験の原理や実験結果について理解を深めること.
自学自習の確認方法―自学自習時間を利用して実験レポートを作成し,それを期限内に提出させる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験ガイダンス 指導書配布,レポートの提出方法,評価方法の説明等
2週 ブレッドボード実習 ブレッドボードの使用方法
3週 ローテーション実験 電池の実験-1
4週 ローテーション実験 電池の実験-2
5週 ローテーション実験 ダイオードの電流電圧特性の測定-1
6週 ローテーション実験 ダイオードの電流電圧特性の測定-2
7週 総合演習 総合演習
8週 ローテーション実験 ロボット制御基礎実習-1
2ndQ
9週 ローテーション実験 ロボット制御基礎実習-2
10週 ローテーション実験 電気工学実習Ⅱ-1
11週 ローテーション実験 電気工学実習Ⅱ-2
12週 オシロスコープ実習1 オシロスコープの使用方法
13週 オシロスコープ実習2 オシロスコープの使用方法
14週 オシロスコープ実習3 オシロスコープの使用方法
15週 総合演習 総合演習
16週
後期
3rdQ
1週 実験ガイダンス 指導書配布,レポートの提出方法,評価方法の説明等
2週 ローテーション実験 論理回路の実験-1(AND,OR,NOT回路)
3週 ローテーション実験 論理回路の実験-2(RSフリップフロップ回路)
4週 ローテーション実験 変圧器の実験
5週 ローテーション実験 単相交流電力,電力量の測定-1
6週 ローテーション実験 単相交流電力,電力量の測定-2
7週 総合演習 総合演習
8週 ローテーション実験 マイコンによる組込みシステム開発実習の基礎-1
4thQ
9週 ローテーション実験 マイコンによる組込みシステム開発実習の基礎-2
10週 ローテーション実験 太陽電池の実験
11週 計測実習実験 RC回路の周波数特性の測定
12週 計測実習実験 RL回路の周波数特性の測定
13週 計測実習実験 負荷の力率測定と力率補正の実験
14週 電子回路の作製実習 電子回路製作実験
15週 総合演習 総合演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
直流回路論における諸定理について実験を通して理解する。4
交流回路論における諸現象について実験を通して理解する。4
過渡現象について実験を通して理解する。4
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。4
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4

評価割合

試験実験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力08002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000