廃炉と社会

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 廃炉と社会
科目番号 0057 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 配布資料
担当教員 鈴木 茂和

到達目標

①原子力発電について説明できる.②地球の資源の生い立ち,エネルギーと社会について説明できる.③放射線が人体に与える影響について説明できる.④福島第一原子力発電所の廃炉の概要を説明できる.⑤放射性廃棄物処理処分について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
福島第一原子力発電所の廃炉に向けて社会的側面も含めて必要とされる基礎知識を修得する.また,廃炉に先行して関連する放射線や除染,中間貯蔵施設についても考える.
授業の進め方・方法:
注意点:
本授業は,文科省の国家課題対応型研究開発推進事業「廃止措置等基盤研究・人材育成プログラム」の一環として実施する.
レポートや小テスト等を総合的に評価し,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 核分裂炉の概要 核分裂,臨界,原子力発電について理解する.
2週 原子力発電所の廃炉概要 健全な原子力施設の廃炉と事故施設の廃炉の違いについて理解する.
3週 現代社会の社会基盤 インフラについて理解するとともに,エネルギーとの関わりを理解する.
4週 原子力発電と核燃料サイクル 原子力発電と核燃料サイクルを理解する.
5週 放射能と放射線 放射能と放射線,放射性崩壊について理解する.
6週 地球史と地球環境及び鉄とウラン資源の形成 地球大気形成の歴史とウラン資源形成について理解する.
7週 地球温暖化と温暖化対策の選択肢 地球温暖化と温暖化対策について理解する.
8週 廃炉と生物学 放射線が人体に与える影響について理解する.
4thQ
9週 廃炉と物理学 核物理,プレートテクトニクス,地震,津波,台風について理解する.
10週 廃炉とパブリックコミュニケーション 廃炉に向けた地域住民とのコミュニケーション手法を理解する
11週 廃炉とロボット 廃炉に必要とされるロボット技術と遠隔操作技術について理解する.
12週 廃炉と社会学 エネルギーと社会形成,防災,テロ,現代社会の意思決定過程を理解する.
13週 廃炉と廃棄物 放射性廃棄物の発生と処理貯蔵処分,安全確保について理解する.
14週 廃炉と除染技術,中間貯蔵施設 除染技術と中間貯蔵施設の建設,除染廃棄物の輸送について理解する.
15週 福島第一原子力発電所廃炉の概要 福島第一原子力発電所の廃炉工程について理解する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000