電気電子工学実験

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気電子工学実験
科目番号 0068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 電気工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 電気電子工学実験指導書,福島工業高等専門学校電気工学科編
担当教員 鈴木 晴彦,大槻 正伸,山本 敏和,山田 貴浩,小泉 康一,豊島 晋,橋本 慎也

到達目標

①シーケンス制御の基礎概念を理解して所定の制御を実現できる.
②所定の仕様を満たすようにトランジスタ差動増幅回路・各種ディジタル回路・発振回路・オペアンプによる増幅回路などを設計・製作できる.
③各種センサの特性・熱電対による温度測定の原理・B-H曲線について説明できる.
④サイリスタによる電力制御回路・A/D,D/A変換回路・アクティブフィルタなどの回路の動作を説明できる.
⑤同期機および誘導機の動作原理や特性を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各種センサや半導体素子等の基礎特性・各種電子回路の動作に関する実験,交流機器(同期機や誘導機)の特性に関する実験を行い,専門科目の講義で学習内容と現実のものとをリンクさせるとともに,実験結果に対して深く考察できる能力を向上させる.
授業の進め方・方法:
実験レポートの内容(体裁10%・原理や手順等20%・実験結果30%・考察30%・仮提出10%)や提出状況により評価し,60点以上を合格とする.
前期・後期とも定期試験は実施しない.
注意点:
積極的に実験に参加し,実験の原理や実験結果について理解を深めること.
自学自習の確認方法―自学自習時間を利用して実験レポートを作成し,それを期限内に提出させる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 前期分指導書配布,レポートについての説明
2週 ローテーション実験① 以下のテーマについてグループごとに実験・実習を行う
(総合演習①,②,③ではレポート整理を行う)
 ・シーケンス制御の実習
 ・オペアンプによる増幅回路の実験
 ・トランジスタ差動増幅回路の設計・製作
 ・発振回路の実験
 ・ディジタル回路実習Ⅱ
 ・三相誘導電動機の実験
 ・単相誘導電動機と電気動力計の実験
3週 ローテーション実験②
4週 ローテーション実験③
5週 ローテーション実験④
6週 ローテーション実験⑤
7週 総合演習①
8週 総合演習②
2ndQ
9週 ローテーション実験⑥
10週 ローテーション実験⑦
11週 ローテーション実験⑧
12週 ローテーション実験⑨
13週 ローテーション実験⑩
14週 総合演習③
15週 総合演習④ 前期実験の総括
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 後期分指導書配布,レポートについての説明
2週 ローテーション実験⑪ 以下のテーマについてグループごとに実験・実習を行う
(総合演習⑤~⑨ではレポート整理を行う)
 ・B-H曲線の測定
 ・サイリスタの実験
 ・光・磁気センサの実験
 ・熱電対の校正と温度測定
 ・アクティブフィルタの実験
 ・A/D・D/Aコンバータの実験
 ・同期発電機の特性
 ・同期電動機の特性
3週 ローテーション実験⑫
4週 総合演習⑤
5週 ローテーション実験⑬
6週 ローテーション実験⑭
7週 総合演習⑥
8週 総合演習⑦
4thQ
9週 ローテーション実験⑮
10週 ローテーション実験⑯
11週 総合演習⑧
12週 ローテーション実験⑰
13週 ローテーション実験⑱
14週 総合演習⑨
15週 総合演習⑩ 後期実験の総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
直流回路論における諸定理について実験を通して理解する。4
交流回路論における諸現象について実験を通して理解する。4
過渡現象について実験を通して理解する。3
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。4
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4

評価割合

試験実験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000