電気電子工学実験

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気電子工学実験
科目番号 0084 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 電気工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 電気電子工学実験指導書,福島工業高等専門学校電気工学科編
担当教員 鈴木 晴彦,大槻 正伸,山本 敏和,山田 貴浩,小泉 康一,豊島 晋,橋本 慎也

到達目標

①シーケンス制御の基礎概念を理解して所定の制御を実現できる.
②所定の仕様を満たすようにトランジスタ差動増幅回路・各種ディジタル回路・発振回路・オペアンプによる増幅回路などを設計・製作できる.
③各種センサの特性・熱電対による温度測定の原理・B-H曲線について説明できる.
④サイリスタによる電力制御回路・A/D,D/A変換回路・アクティブフィルタなどの回路の動作を説明できる.
⑤同期機および誘導機の動作原理や特性を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種センサや半導体素子等の基礎特性・各種電子回路の動作に関する実験,交流機器(同期機や誘導機)の特性に関する実験を行い,専門科目の講義で学習内容と現実のものとをリンクさせるとともに,実験結果に対して深く考察できる能力を向上させる.
授業の進め方・方法:
実験レポートの内容(体裁10%・原理や手順等20%・実験結果30%・考察30%・仮提出10%)や提出状況により評価し,60点以上を合格とする.
前期・後期とも定期試験は実施しない.
注意点:
積極的に実験に参加し,実験の原理や実験結果について理解を深めること.
自学自習の確認方法―自学自習時間を利用して実験レポートを作成し,それを期限内に提出させる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 前期分指導書配布,レポートについての説明
2週 ローテーション実験① シーケンス制御の実習
3週 ローテーション実験② シーケンス制御の実習
4週 ローテーション実験③ 小型モータの実験Ⅱ
5週 ローテーション実験④ 小型モータの実験Ⅱ
6週 総合演習① 前半のローテーション実験のレポート整理
7週 総合演習② 前半のローテーション実験のレポート整理
8週 ローテーション実験⑤ ディジタル回路実習Ⅱ
2ndQ
9週 ローテーション実験⑥ ディジタル回路実習Ⅱ
10週 ローテーション実験⑦ 回路シミュレータの実験
11週 ローテーション実験⑧ 回路シミュレータの実験
12週 ローテーション実験⑨ 三相誘導電動機の実験
13週 ローテーション実験⑩ 単相誘導電動機と電気動力計の実験
14週 総合演習③ 後半のローテーション実験のレポート整理
15週 総合演習④ 前期実験の総括
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 後期分指導書配布,レポートについての説明
2週 ローテーション実験⑪ B-H曲線の測定
3週 ローテーション実験⑫ サイリスタの実験
4週 総合演習⑤ ローテーション実験のレポート整理
5週 ローテーション実験⑬ 光・磁気センサの実験
6週 ローテーション実験⑭ 熱電対の校正と温度測定
7週 総合演習⑥ ローテーション実験のレポート整理
8週 総合演習⑦ ローテーション実験のレポート整理
4thQ
9週 ローテーション実験⑮ スマートメディアに関する実習
10週 ローテーション実験⑯ スマートメディアに関する実習
11週 総合演習⑧ ローテーション実験のレポート整理
12週 ローテーション実験⑰ 同期発電機の特性
13週 ローテーション実験⑱ 同期電動機の特性
14週 総合演習⑨ ローテーション実験のレポート整理
15週 総合演習⑩ 後期実験の総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。4
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。4
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。4
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。4
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。4
共振について、実験結果を考察できる。4
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。4
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。4
ディジタルICの使用方法を習得する。4

評価割合

試験実験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000