到達目標
電子回路を設計する際に必要な基礎的事項と留意点を理解し、さらにPICを利用して組込みソフトを用いた回路に関する基本的な技法を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気工学科学生として、基本的に習熟が必要とされるアナログ回路、デジタル回路の設計方法、ならびに設計の際に問題となるいくついて説明する。
授業の進め方・方法:
定期試験80%、作成した設計回路について20%で評価し,60点以上を合格とする.
中間試験は実施しない.期末試験は50分の試験を実施する.
注意点:
電子回路および電気磁気学等の知識が必要となるので、各自復習をしておくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電子部品 線形素子 |
抵抗,コンデンサ,コイルと各種可変素子
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2週 |
電子部品 非線形素子 |
半導体の様々な部品の説明
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3週 |
安定電源回路1 |
定電圧回路に関する設計
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4週 |
安定電源回路2 |
定電圧回路に関する設計
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5週 |
デジタル回路設計 |
デジタルICを用いた具体的な回路設計
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6週 |
デジタル回路設計応用 |
アナログ,デジタル複合回路の設計
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7週 |
矩形波発振回路1 |
トランジスタ,NANDを用いた発振回路の設計
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8週 |
複合回路設計演習1 |
発振回路を応用した回路設計
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4thQ |
9週 |
複合回路設計演習2 |
センサを用いた自動制御型回路の設計
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10週 |
PICの利用の基礎 |
PICの種類、ピン配置、基本言語の説明
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11週 |
PICプログラミングと応用1 |
PICを用いたLED点灯回路の製作
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12週 |
PICプログラミングと応用2 |
PICとセンサを用いた回路の製作
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13週 |
PICプログラミングと応用3 |
PICとセンサを用いた回路の製作
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14週 |
PICプログラミングと応用4 |
PICを用いたモーター制御
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15週 |
PICプログラミングと応用5 |
PICを用いたモーター制御
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 計測 | 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。 | 4 | |
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。 | 4 | |
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。 | 4 | |
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。 | 4 | |
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。 | 4 | |
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。 | 4 | |
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。 | 4 | |
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。 | 4 | |
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。 | 4 | |
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。 | 4 | |
電力量の測定原理を説明できる。 | 4 | |
オシロスコープの動作原理を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 設計回路 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |