到達目標
①各種単位系や指示計器の基礎的な仕組みを理解している。
②計測値の統計的な扱いや誤差,有効数字等について理解している。
③各種電気特性の基本的な計測方法について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
単位系や指示計器について | 単位系や指示計器の基本構成について理解し、応用することができる。 | 単位系や指示計器の基本構成について理解している。 | 単位系や指示計器の基本構成について理解していない。 |
誤差や有効数値について | 統計量や誤差、有効数字について理解し、実際の計算に応用することができる。 | 統計量や誤差、有効数字について理解している。 | 統計量や誤差、有効数字について理解していない。 |
電気特性の計測法について | 基本的な電気特性の計測法を理解し、応用することができる。 | 基本的な電気特性の計測法を理解している。 | 基本的な電気特性の計測法を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (E)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
電気電子工学に関するすべての実験において重要な“計測”についての基礎的事項を学ぶ。
授業の進め方・方法:
定期試験を80%,課題演習を20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
中間試験、期末試験は50分で実施する。
注意点:
電気回路基礎・実習,電気磁気学基礎の内容を理解しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電気電子計測の概要 |
計測の意義,役割
|
2週 |
単位系と標準 |
SI単位系,基本単位と組立単位 標準器,校正
|
3週 |
計測の基礎 |
計測の方式,精度と誤差,誤差率
|
4週 |
測定値の扱い |
有効数字,平均値,標準偏差
|
5週 |
指示計器① |
指示計器の分類,構成
|
6週 |
指示計器② |
可動コイル型計器の原理,目盛の読み方
|
7週 |
総合演習 |
これまでの内容の総括
|
8週 |
直流電圧・電流の測定① |
分流器,直列抵抗器
|
2ndQ |
9週 |
直流電圧・電流の測定② |
直流電位差計
|
10週 |
抵抗の測定① |
電圧降下法,テスタ
|
11週 |
抵抗の測定② |
ブリッジ回路
|
12週 |
波形の観測① |
直流と交流の違い,正弦波交流の基礎
|
13週 |
波形の観測② |
アナログオシロスコープの原理
|
14週 |
波形の観測③ |
オシロスコープによる周波数,位相の測定
|
15週 |
総合演習 |
これまでの内容の総括
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 4 | 前8 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 4 | 前8 |
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。 | 4 | 前11 |
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 4 | 前12 |
計測 | 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。 | 2 | 前3 |
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。 | 2 | 前3,前4 |
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。 | 2 | 前2 |
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。 | 2 | 前3 |
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。 | 3 | 前8 |
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。 | 2 | 前10 |
オシロスコープの動作原理を説明できる。 | 2 | 前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 課題演習 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |