概要:
電磁気現象,電気エネルギー,電気回路,論理回路,ロボット制御などの電気電子工学に関連する分野の基本的な事項について実験を行い,実験技術の修得と電気電子工学の基礎についての理解を深める.
授業の進め方・方法:
実験レポートの成績を80%(体裁10%・原理や手順等20%・実験結果40%・考察30%),実験実習の取り組み状況ならびに指導教員とのコミュニケーションを20%として評価し,60点以上を合格とする.未提出のレポートがある場合は評価を0点とする.
注意点:
講義等で学習した事柄を実験を通して体得できるように努める事が重要である.また事前に指導書の実験内容について充分予習すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 1 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 1 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 1 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 1 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 1 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 1 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 1 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 1 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 2 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 2 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 2 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 2 | |
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
共振について、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 2 | |
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 1 | |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 1 | |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 2 | |
ディジタルICの使用方法を習得する。 | 2 | |