概要:
RC回路の過渡現象,回路網に関する各種理論,複素数を用いた各種交流回路の解析法,交流電力や三相交流回路の解析法について,演習を交えながら学習する.
授業の進め方・方法:
中間試験は50分の試験を実施する.期末試験は50分の試験を実施する.
定期試験の成績を80%,演習の取り組み状況などを20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
授業は講義と演習を並行して実施する.演習問題には積極的に取り組むこと.
電気における回路関係の基礎科目であるので,内容を確実に理解すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3 |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4 |
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前6,後1,後6 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前5,前6 |
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。 | 4 | 前3,前6,後1,後6 |
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。 | 4 | 前6,前8,前9,前10 |
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 4 | 前3,前4 |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 4 | 前3,前4 |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5 |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6 |
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前4 |
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6 |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6 |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,後1,後2,後11,後12,後13,後14 |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | 前3,前5,後11,後12,後13,後14 |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 4 | 前13,前14 |
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。 | 4 | 後8,後9,後10 |
理想変成器を説明できる。 | 1 | 後10 |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 4 | 前8,前9,前10,後14 |
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 1 | 前1,前2 |
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。 | 4 | 後3,後6 |
網目電流法を用いて回路の計算ができる。 | 4 | 後2,後6 |
節点電位法を用いて回路の計算ができる。 | 4 | 後5,後6 |
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。 | 4 | 後4,後6 |