校外実習

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 校外実習
科目番号 0063 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 なし
担当教員 濱﨑 真一

到達目標

①技術者としての心構えを体得する。
②実習先において、今までに学習してきたことが生かされていることを実感する。
③実習先において、5年生までに身につけたい学習内容を確認する。
④人生設計の参考にできることを実体験する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実習経験実習内容を理解し、的確に説明できる。実習内容を実践で理解している。実習内容を実践で理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会における技術者の役割を認識するとともに、学校で習得している知識が、実社会でどのように活用されているかを理解することで、今後の学習に役立てる。
この科目は,校外の実習先で日頃から専門分野の実務経験に携わる技術者より基本事項の教授を受けたり,現場での指導者による実習を通して実践的に学習する授業である。
授業の進め方・方法:
(実習の期間)
・原則として、第4学年の夏季休業中に実施する。ただし、やむをえない事情により夏季休業中に行えない場合には、他の休業中に実施することができる。
・原則として、実習の期間は1週間とする。
・定期試験は実施しない。
・報告書と報告会での発表内容を総合的に判断して評価する。

(注)令和5年度については原則、5日以上の実習への参加による単位取得を基本とする。ただし、特別な事情により、5日以上の実習参加が難しい場合は「企業研究」での単位取得を認める場合がある。
注意点:
時間厳守、あいさつなど、社会人としてのマナーを心がけ、計画したカリキュラムを遂行する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (実習受入先の選択)
①実習先の希望調査
②実習先との調整
③実習先の学科内調整
④実習先の決定
実務訓練を前に,実務訓練への心構え,事前打ち合わせ
について学び,企業・機関の方と打ち合わせできる.
2週 (実習の実施)
・実習先のカリキュラムに従い、工作機械の操作、製品の検査、設計等の業務を体験する。
実習生は,5日以上の実習を行う.実践的な技術感覚を養い
,積極的に実習を行うことができる.
3週 (実習の実施)
4週 (実習の実施)
5週 (実習の実施)
6週 (実習の実施)
7週 (実習成果の報告)
①実習の成果は、本校所定の様式にしたがってまとめる。
②夏季休業明けに、学科で行う報告会において実習内容と成果を報告する。
実習の内容や実習で得られたこと,後輩へのアドバイスを
中心にまとめて適切な報告書等を作成することができる
.また,わかりやすく説明することができる.
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3前2,前3,前4,前5,前6
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前7
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4前2,前3,前4,前5,前6
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4前2,前3,前4,前5,前6
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4前2,前3,前4,前5,前6
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4前2,前3,前4,前5,前6
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4前2,前3,前4,前5,前6
他者の意見を聞き合意形成することができる。4前2,前3,前4,前5,前6
合意形成のために会話を成立させることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4前2,前3,前4,前5,前6
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4前7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4前7
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4前7
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4前7
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4前7
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4前7
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4前2,前3,前4,前5,前6
複数の情報を整理・構造化できる。4前2,前3,前4,前5,前6
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4前2,前3,前4,前5,前6
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4前2,前3,前4,前5,前6
事実をもとに論理や考察を展開できる。4前2,前3,前4,前5,前6
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4前2,前3,前4,前5,前6
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4前2,前3,前4,前5,前6
目標の実現に向けて計画ができる。4前2,前3,前4,前5,前6
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4前2,前3,前4,前5,前6
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4前2,前3,前4,前5,前6
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4前2,前3,前4,前5,前6
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4前2,前3,前4,前5,前6
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4前2,前3,前4,前5,前6
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4前2,前3,前4,前5,前6
法令やルールを遵守した行動をとれる。4前2,前3,前4,前5,前6
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4前2,前3,前4,前5,前6
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4前2,前3,前4,前5,前6
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
企業には社会的責任があることを認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4前2,前3,前4,前5,前6
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4前2,前3,前4,前5,前6
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4前2,前3,前4,前5,前6
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前2,前3,前4,前5,前6
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前2,前3,前4,前5,前6
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前2,前3,前4,前5,前6
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3前2,前3,前4,前5,前6

評価割合

試験発表・報告書等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000