計算機化学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 計算機化学
科目番号 0016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じてプリントを配布する.
担当教員 羽切 正英

到達目標

①計算結果や実験結果についての妥当な表現が行えること.
②情報検索ができ,検索によって得られた情報の妥当性が評価できること.
③モデル分子を組み立て,分子軌道計算によるシミュレーションができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
計算手法を単に追うだけでなく,自分の実験などでも使える場面を想定して分子モデリング,反応計算を行う.また,実験データや計算データの取り扱い方,効果的な作図方法などについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
注意点:
毎週課題を与えるので,遺漏なく提出すること.
演習課題およびレポートなどの成果物を80%,実技や平素の取り組みを20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電子計算機の利用 電子計算機の外部構造と内部構造化学と情報の関わり 
2週 データ処理技法(1) 実験データと表計算
3週 データ処理技法(2) データ処理と効果的なグラフ化
4週 ネットワークの活用(1) オンラインデータベースとその利用
5週 ネットワークの活用(2) 電子ジャーナルの利用・データ検索実習
6週 表現技法(1) 理工系における基礎的な文章表現
7週 表現技法(2) 理工系における基礎的な可視化表現
8週 分子モデリングと計算 計算環境の構築・MOPACの利用分子モデルと表示ソフトウェア
4thQ
9週 構造解析と振動解析(1) 分子の構造最適化とCO2の振動解析
10週 構造解析と振動解析(2) n-ブタンの回転障壁・MEP計算
11週 分子軌道計算 エチレン・ベンゼンのHOMO-LUMO
12週 反応計算(1) SN2反応のシミュレーション
13週 反応計算(2) SN2反応のシミュレーション
14週 励起状態計算 共役ポリエン類の励起エネルギーについてのシミュレーション
15週 まとめ 第22~28週の授業内容に関する演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力08002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000