文学「太宰治」

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 文学「太宰治」
科目番号 0108 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『国語総合・現代文編』『国語総合・古文編』(数研出版)
担当教員 髙橋 宏宣

到達目標

①現代文においては、筆者の言おうとしていることを理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文・漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験は共通科目試験日に50分の試験を実施する。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%、小テスト・課題・平素の成績等を30%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
授業には必ず予習をして臨むこと。不明な語句がある場合は、自ら国語辞典・古語辞典・漢和辞典を引いて調べる習慣を身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古文:つれづれなる、友とする 作品の背景・基本的語彙の確認
2週 古文:神無月の、ある人 基本的語彙・係り結び・助動詞・内容理解
3週 古文:奥山に猫またといふ 基本的語彙・係り結び・助動詞・内容理解
4週 現代文:ゆずる物腰 文章の構成および内容の把握
5週 現代文:背・背中・背後 基本的語彙・表現の確認
6週 現代文:背・背中・背後 文章の構成および内容の把握
7週 漢文:管鮑之交 書き下し文と現代語訳
8週 漢文:晏子之御 書き下し文と現代語訳
4thQ
9週 漢文:晏子之御 書き下し文と現代語訳
10週 現代文:城の崎にて 作者と作品の背景・基本的な語彙と表現の確認
11週 現代文:城の崎にて 物語の展開の把握・表現と構成の特徴
12週 古文:芥川 作品の背景・基本的語彙の確認
13週 古文:東下り 基本的語彙・助動詞の意味用法
14週 古文:筒井筒 基本的語彙・助動詞の意味用法
15週 後期のまとめ 期末試験の返却・解説と後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000