情報工学特講

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報工学特講
科目番号 0144 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 Web上に用意するテキストを使用する.
担当教員 小泉 康一

到達目標

(1)ルータを設定し,小規模のネットワーク構築ができるようになる。
(2)ルータとスイッチを混合して設定し中規模のネットワーク構築ができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ルータを設定し,小規模のネットワーク構築ができるようになる。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
ルータとスイッチを混合して設定し中規模のネットワーク構築ができるようになる。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ネットワーク通信を行うためのデバイスであるルータとスイッチの設定方法について実践
的なシミュレーションにより学習する。
授業の進め方・方法:
授業中に出すe-learningによる課題,小テスト(実技課題),授業に対する姿勢などを合わせて100%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
受講希望者はあらかじめ授業説明会に参加し,事前学習の方法について確認しておく必要がある.その上で受講前に合計約一週間の自学自習を行い,指定した日に行うe-learningによる課題と試験をパスする必要がある.授業はすべてコンピュータを利用して実施する.ルータとスイッチはシミュレーションプログラムにより設定練習をする.学修時間確保のため集中講義実施期間中の授業外時間はすべて自学自習の時間とすること.
自学自習の確認方法:それぞれの授業日に実技課題を実施する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業を受けるための環境準備
2週 ルータの設定演習1 ルータの基本設定
3週 ルータの設定演習2 ルータのパスワード設定
4週 ルータの設定演習3 ルータのIPアドレス設定
5週 実技課題1 ルータの初級の設定を一通りこなす
6週 ルータの設定演習4 スタティックルーティング
7週 ルータの設定演習5 ダイナミックルーティング
8週 ルータの設定演習6 ルータの設定に関する総合演習1
2ndQ
9週 実技課題2 ルータの中級の設定を一通りこなす
10週 スイッチの設定演習1 VLANの設定
11週 スイッチの設定演習2 VLAN間ルーティング
12週 スイッチの設定演習3 スイッチの設定に関する総合演習
13週 実技課題3 スイッチ,ルータの中級の設定を一通りこなす
14週 総合演習1 スイッチ,ルータの中級の設定の応用を含めた演習を行う
15週 総合演習2 スイッチ,ルータの中級の設定の応用を含めた演習を行う
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合09001000100
基礎的能力0200100030
専門的能力060000060
分野横断的能力010000010