概要:
化学の基礎的な実験を通じ、化学実験に必要な基礎知識と基本操作を学ぶ。
また、実験を通じて実験ノートの使い方や実験レポートの作成方法、安全な実験方法についても学修する。
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない。
実験ノート20%、実験への取り組み20%、報告書(レポート)60%として評価し、60点以上で合格とする。
ただし、 1つでも未提出のレポートがある場合は、不合格とする。
注意点:
実験専用のノートを準備し、試薬、器具、操作方法などについて事前調査を行うことで、安全確保を心掛ける。
実験中は実験結果や気が付いたことを実験ノートに記述し、記録を残す。
実験結果と考察を含めた実験レポートを作成し、期限内にまとめ提出すること。期限に遅れた場合は減点とする。
安全確保のため、実験室では指導者の指示に従うこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験器具(電子天秤やガラス器具など)を目的と精度に応じて選択し正しく使うことができる。 | 1 | 前6,前7,前8,後2,後3,後11 |
試薬(粉体及び液体)の取扱いができる。 | 1 | 前2,前6,前7,前8 |
整理整頓により実験環境を適切に保ち、手順に従って安全に実験ができる。(物理実験と共通) | 1 | 前2 |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷など)を説明できる。 | 1 | 前2 |
実験条件やデータなどを正確に記録できる。(物理実験と共通) | 1 | 前3,前4,前9,前10,前11 |
実験結果を表やグラフなどに見やすく整理できる。 | 1 | 後11,後12,後13 |
適切な有効数字及び単位を用いて物理量を表すことができる。(物理実験と共通) | 1 | 後4 |
観察・実験結果を座学などで学んだ内容と関連付けて説明できる。(物理実験と共通) | 1 | 前15,後4,後6,後14 |
工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 1 | 前3,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 1 | 後10,後11,後12,後13 |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 1 | 前5,後13 |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 1 | 後10,後11,後12,後13,後14 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野(実験・実習能力) | 化学・生物系分野(実験・実習能力) | 使用する試薬の危険性を理解し、適切に取り扱うことができる。 | 1 | 前2,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
実験廃液の分類方法を理解し、適切に処理できる。 | 1 | 前2,後2,後3,後4,後5 |
安全を意識して実験に取り組み、災害時の対応について説明できる。 | 1 | 前2 |
実験の目的・理論・操作方法を説明できる。 | 1 | 前5 |
実験データを正しく取り扱うことができる。 | 1 | 前5 |
適切な構成と文章でレポートを作成できる。 | 1 | 前5 |
適切な方法を用いて定性及び定量分析ができる。 | 1 | 前11 |
適切な器具を用いて各種の物性値を測定し、得られたデータを解析できる。 | 1 | 後11,後12,後13 |
適切な方法や溶媒を用いて、生物試料から目的の生体物質を抽出し、ろ過や遠心分離等の簡単な精製ができる。 | 1 | 前9,前10 |