科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代の国語』『高等学校言語文化』『現代の国語準拠ワーク』『高等学校言語文化準拠ワーク』(数研出版)『常用漢字の級別学習ベーシック』(京都書房)
担当教員 渡部 裕太

到達目標

①現代文においては、作品のテーマや作者の主張を理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代文文章の内容を正確に理解することができる。文章の内容を理解することができる。文章の内容を理解することができない。
古文古文の内容を理解し、現代語訳することができる。古文の内容を理解することができる。古文の内容を理解することができない。
漢文漢文を書き下し文に直し、現代語訳することができる。漢文を書き下し文に直すことができる。漢文を書き下し文に直すことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文、漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験ともに50分の試験を実施する。
定期試験の成績を60%、小テスト・課題・平素の成績等を40%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
不明な語句がある場合は、辞書を引いて調べる習慣を身につけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:書けない日々・評論の読み方 基本的な語句の意味を理解できる。
2週 現代文:書けない日々・評論の読み方 接続詞の働きを理解し、全体の文脈を把握できる。
3週 現代文:コミュニケーション能力とは何か 指示語の指す内容を正しく理解できる。
4週 現代文:コミュニケーション能力とは何か 抽象的な説明と具体例とを分けて、その関係を理解できる。
5週 現代文:コミュニケーション能力とは何か 本文全体の主旨を正しく理解できる。
6週 古文:宇治拾遺物語(児のそら寝) 歴史的仮名遣いを理解できる。
7週 古文:宇治拾遺物語(児のそら寝) 活用形、活用の種類について理解できる。
8週 古文:竹取物語(なよ竹のかぐや姫) 古語と現代語の違いを理解できる。
2ndQ
9週 古文:竹取物語(なよ竹のかぐや姫) 基本的な助動詞の意味用法を理解できる。
10週 古文:竹取物語(なよ竹のかぐや姫) 古文を簡単な現代語に訳すことができる。
11週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 基本的な語句の意味を理解できる。
12週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 語句や文章表現の特徴を理解できる。
13週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 意味段落の構成を理解できる。
14週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 文章全体の構成を理解し、筆者の主張を正しく読み取ることができる。
15週 期末試験の返却・解説 理解の不十分な点に気づくことができる。
16週
後期
3rdQ
1週 漢文:入門 訓読の仕方を理解できる。
2週 漢文:漁夫之利 漢文を正しく読み、意味を理解できる。
3週 漢文:漁夫之利 漢文を正しく読み、意味を理解できる。
4週 現代文:羅生門 芥川龍之介とその作品についての概略を理解することができる。
5週 現代文:羅生門 基本的な語句の意味を理解できる。
6週 現代文:羅生門 物語の構成や展開を理解できる。
7週 現代文:羅生門 主人公の心情の変化を理解できる。
8週 古文:徒然草(つれづれなるままに) 兼好法師の人生や当時の貴族の生活を理解できる。
4thQ
9週 古文:徒然草(ある人、弓射ることを習ふに) 古文単語を自ら調べ、語句の意味を正しく理解できる。
10週 古文:徒然草(ある人、弓射ることを習ふに) 古語の意味や助動詞の用法を理解し、現代語に訳すことができる。
11週 現代文:ポスト・プライバシー 基本的な語句の意味を理解できる。
12週 現代文:ポスト・プライバシー 接続詞の働きを理解し、全体の文脈を把握できる。
13週 現代文:ポスト・プライバシー 意味段落の構成を理解できる。
14週 現代文:ポスト・プライバシー 文章全体の構成を理解し、筆者の主張を正しく読み取ることができる。
15週 期末試験の返却・解説 理解の不十分な点に気づくことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3

評価割合

試験小テスト・課題授業内の活動合計
総合評価割合603010100
基礎的能力50301090
応用力100010