科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国語
科目番号 0022 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 前期:『国語総合現代文編』『国語総合古典編』『国語総合準拠ワーク』数研出版、後期:『現代文B』『古典B古文編』『古典B漢文編』『現代文B準拠ワーク』『古典B古文編準拠ワーク』『古典B漢文編準拠ワーク』数研出版、『漢字マスター』明治書院
担当教員 渡邊 賢治

到達目標

①現代文においては、筆者の言おうとしていることを理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文、漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験は共通科目試験日に50分の試験を実施する。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%、小テスト・課題・平素の成績等を30%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
不明な語句がある場合は、自ら国語辞典・古語辞典・漢和辞典を引いて調べる習慣を身に付けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:「時間と自由の関係について」 評論文の構成の把握
2週 現代文:「時間と自由の関係について」 抽象的概念の把握
3週 現代文:「添削の思想」 評論文の構成の把握
4週 現代文:「添削の思想」 芸術の思想
5週 古文:『平家物語』「祇園精舎」 『平家物語』の導入と、助動詞
6週 古文:『平家物語』「祇園精舎」 重要な語句、助動詞、現代語訳
7週 古文:『平家物語』「木曽の最期」 木曽義仲の最期
8週 現代文:「記録すること、表現すること」 異文化の理解
2ndQ
9週 現代文:「記録すること、表現すること」 異文化の理解
10週 現代文:「動的平衡の回復」 科学評論の読み方
11週 現代文:「動的平衡の回復」 考え方や価値観の変化
12週 漢文:「論語」 孔子の思想
13週 漢文:「論語」 孔子の思想
14週 漢文:「論語」 孔子の思想
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 現代文:「胆力について」 評論文の構成の把握
2週 現代文:「胆力について」 想像力
3週 現代文:「手の変幻」 欠落の美
4週 古文:『伊勢物語』「初冠」 『伊勢物語』の世界
5週 古文:『伊勢物語』「通ひ路の関守」 『伊勢物語』の男の恋
6週 古文:『伊勢物語』「渚の院」 重要な語句、助動詞、現代語訳
7週 古文:『伊勢物語』「渚の院」 『伊勢物語』の主従の生き方
8週 現代文:「山月記」 李徴と袁傪の関係
4thQ
9週 現代文:「山月記」 虎となった理由
10週 現代文:「山月記」 自尊心と羞恥心との関係
11週 現代文:「山月記」 李徴の気づき
12週 漢文:「買履忘度」「漱石枕流」 書き下し文と現代語訳、および故事
13週 漢文:「華歆・王朗」「画竜点睛」 書き下し文と現代語訳、および故事
14週 漢文:「江南橘為江北枳」 書き下し文と現代語訳、および晏子
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト・提出物態度合計
総合評価割合702010000100
基礎的能力3010000040
基本的能力30101000050
発展的能力100000010