ミニ研究

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ミニ研究
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 指導教員から指示があります
担当教員 鈴木 晴彦,全 教員

到達目標

① 目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。
② 課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。
③ 必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。
④ 活動内容や結果を文章にまとめ報告することができる。
⑤ 活動内容を第三者に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
① 目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すことができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すことができない。
② 課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討の多くを自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できない。
③ 必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。コミュニケーションをとることができ、概ね共同の作業を行うことができる。コミュニケーションをとることが不十分で、共同の作業を行うことができない。
④ 活動内容や結果を文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を適切に文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を概ね文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を文章にまとめ報告することができない。
⑤ 活動内容を第三者に伝えることができる。活動内容を積極的に第三者に伝えることができる。活動内容を第三者に伝えることができる。活動内容を第三者に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
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学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
指導教員の設定したテーマに基づいて,「課題を見つける」「計画を立てる」「調査する」「深く考える」「文章にまとめる」「報告する」「発表する」という研究をするために必要とされるプロセスを、自らが、またグループ活動のなかで経験することで,「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ」ことを目的としています。
授業の進め方・方法:
ガイダンス:
4月の第1週に、「ミニ研究」の概要とスケジュールについて2年生全体に説明をします。第2週には、ALやPBL活動の目的について全体に説明します。その間に、テーマの公開、配属テーマの希望調査を行い、概ね第3週目から配属されたテーマ(指導教員)のもとで実施します。

実施期間:
4月下旬~2月中旬 ※開講期間が通年となりますが、その間で30時間をミニ研究の時間とします。実施日程は配属学生と指導教員間で調整し、実施期間内で任意のスケジュール(実施曜日や時間帯も含む)を組んで実施します。テーマによっては校外での活動や、30時間を越えての実施が必要な場合があると思われますが、その際は、指導教員、配属学生両者の了解によって実施します。

提出物:
・「活動計画書」(5月末):実施期間(4月下旬~2月中旬)内の実施スケジュールを指導教員・配属学生によって作成提出します。
・「活動報告書」(毎回):活動内容を記録し(各自)、指導教員に提出し確認を受けてください。
・「ミニ研究報告書」(実施期間内):教員の指導のもと指定様式に沿って個人またはグループで作成し、指導教員と教務係に提出してください。

発表会:
・「ミニ研究発表会」(全体):12月中旬にポスター発表会・口頭発表会を計画・実施します。なお、「第三者への発表」を目的とするため、学内者(在校生・教職員)・保護者等へ公開をします。また、来場者などによるポスター発表評価ポイントを集計しその結果を公表し表彰します。口頭発表の評価は別に定めます。詳しい日時・会場・実施方法については別に規定します。
・「成果発表」(テーマ毎または複数テーマ合同):指導教員のもと、任意な形式で成果発表(プレゼンテーション)を実施します。指導教員による「プレゼンテーション能力審査・評価」として実施します。なお、複数のテーマが合同で発表会を企画・実施することも可能です。

【令和3年度のテーマ】
スポーツのデータ分析 / 人はなぜ鬼になるのか / 数学について深く理解する / 会社をつくる / スポーツを科学する / "Classical + Ethnic = Music!!(クラシック音楽と民族音楽との関係性について)" / 数学ソフトウェアを使って微分積分の図を描こう / シェイクスピアの作品を観て、読んで、調べて、楽しもう / "グラフィックデザインを学ぼう!~Adobe Illustrator & Shade 3D入門~" / オーラルヒストリーとしての「昭和」/ 社会的関心事を法的に捉える / Pythonを使って数学問題を解く / VRの可能性の研究 / 英文精読 / 物理実験を楽しもう(音の可視化に挑戦)/ "アニメにSDGsって出てくるの?〜ライトノベルを計量する4期〜" / SDGsの達成に向けた問題点の明確化 / Raspberry Piをはじめよう / 小中学生向けモノづくり体験教材の開発 / 次世代の乗り物について考える / ペーパークラフトでからくりの仕組みを知ろう / 50年後の大熊町の姿を描こう / 福島第一原子力発電所廃炉について学ぶ / 世界のEV(電気自動車)を調べてみよう / 小学校の理科の先生になろう!/ "東日本大震災から10年 / いわきの「鳴き砂」はどうなった?" / "機能性評価でモノの良し悪しを測る(品質工学入門)" / "身近な植物に親しむ 特にセイタカアワダチソウを見直そう" / モデルロケット設計・制作 / IoT技術を学ぶ / フラ語を探そう その2/ 卒業研究のやり方を実践で学ぶ / 食品中の美容成分を分析してみよう / "<英文法再入門>日本人には英語はとても難しいので,いつになっても文法をひたすらに勉強するしかない。" / "人工光合成-水素クリーンエネルギー社会に向けてー(第10回)" / 微生物の生命現象を探る / 水耕栽培を科学する / 水と油 / 化学・生物・物理・制御分野の学生実験教材の開発と工夫、他 / "あなたの調査力、貸してください。母さん、あの沼の大ウナギ、どうしたんでせうね?あれからウナギはどこへ行ったやら" / 色をもった有機化合物を作ってみよう / アクティブラーニングで英語学習 -特にTOEICスコアアップ- / 水問題を考えよう / "いわき発!防災・減災ピクトグラムを創造しよう!" / いわき市周辺の橋梁データベース作成 / "“いわきクエスト”をつくる Part3~いわき・ふくしまの成長・発展にむけての第2章~" / 会計データで企業を比較しよう / 国際法を学ぼう / グラフ理論 / SDGsを実践してみよう / 剣を究める / コンピュータのプログラミングを学ぼう / "バーチャル株式投資コンテスト「日経STOCKリーグ」に参加しよう!"
注意点:
ミニ研究は、グループでの活動が主となるので、十分にコミュニケーションを取りながら取り組むことが重要です。活動の中で、計画する・調査する・まとめる・報告する・発表するなどの経験を多く積んでください。これらの経験が、将来の「卒業研究」で活かせるよう積極的に取り組んでください。

指導教員による評価基準:取組み状況に対する評価点(情報収集,自主性,コミュニケーション,発表準備(ポスター制作・口頭発表練習など),報告書作成などを総合して)を75%、プレゼンテーションに対する評価点(概要,課題に対する理解度,発表姿勢,発表資料,質疑応答)を25%として評価し、60点以上を「合格」の評価とします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス1 「ミニ研究」の実施概要やスケジュールを理解する
2週 ガイダンス2 AL/PBL活動の目的などを理解する。
3週 テーマ毎の活動
4週 テーマ毎の活動
5週 テーマ毎の活動
6週 テーマ毎の活動
7週 テーマ毎の活動
8週 テーマ毎の活動
2ndQ
9週 テーマ毎の活動
10週 テーマ毎の活動
11週 テーマ毎の活動
12週 テーマ毎の活動
13週 テーマ毎の活動
14週 テーマ毎の活動
15週 テーマ毎の活動
16週
後期
3rdQ
1週 テーマ毎の活動
2週 テーマ毎の活動
3週 テーマ毎の活動
4週 テーマ毎の活動
5週 テーマ毎の活動
6週 テーマ毎の活動
7週 テーマ毎の活動
8週 テーマ毎の活動
4thQ
9週 テーマ毎の活動
10週 ミニ研究発表会(全体) 活動内容をまとめ、第三者に成果を発表する。(ポスター発表・口頭発表)
11週 テーマ毎の活動
12週 テーマ毎の活動
13週 テーマ毎の活動
14週 テーマ毎の活動
15週 テーマ毎の活動
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

指導教員点他者評価相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合1000000100
取組み状況75000075
発表評価25000025