工業英語

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:(参考図書)リーディング科学英語―早く正確に読みこなすコツ, 小沢昭弥・山下正通・長 哲郎, 化学同人【酒巻】
前期:(参考図書)Physical Chemistry: A Very Short Introduction, Peter Atkins, Oxford University Press【酒巻】
前期:(参考図書)アトキンス物理化学入門,渡辺 正訳,東京化学同人【酒巻】
後期:旺文社 大学入試 全レベル問題集 英文法 1 基礎レベル 改訂版 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4010352038【車田】
担当教員 車田 研一,酒巻 健司

到達目標

前期:①英語化学論文の語彙を養う。②英語基礎表現(実験器具・数字・式,グラフ)を理解し,現場でつかわれる英語力を育成する。③短く無駄がない<Concise>具体的<Concrete>正確<Correct>な3C英語を表現できる。④科学英作文の演習により,英語のアタマを磨く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用 できる。各授業項目の内容を理解し、応用 できる。各授業項目の内容を理解し、応用 できる。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期:What you like you will do well. 好きこそものの上手なれ。The pen is mightier than the sword. 教養は剣より強し。化学英語を興味をもって楽しみ,それが結果として上達につながります。自然科学の研究対象は普遍的な事実であり,その経過や成果は国際語(英語)で記述されています。
後期:正しい英文の使用において常に原則として使用する<文法>知識を確立するほぼ最後の機会です。(車田)
授業の進め方・方法:
前期:中間試験と期末試験の定期試験は,50分の試験を実施する。100点法の60点以上を合格とする。必要に応じて,演習プリントを配布する。
注意点:
前期:前期成績は通年総合点の50%です。前期成績は定期試100%で(中間試験と期末試験)の平均点です。前期40~59点は前期再試験を実施します。
前期:日頃から,ネイティブスピーカーの会話を聞く,留学生と英語で会話するなど,英語と身近に親しむこと。授業計画日程等に変更の際は,早めにその連絡に努めます。
後期:とにかく,正しい文法のマスターに努めます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 科学専門用語,語彙(1) 単語力,文法力,動詞の使い方の自己点検
2週 科学専門用語,語彙(2) 単語力,文法力,動詞の使い方の自己点検
3週 科学専門用語,語彙(3) 単語力,文法力,動詞の使い方の自己点検
4週 科学基礎表現(1) 科学実験器具の読み方
5週 科学基礎表現(2) 科学実験器具の読み方
6週 科学基礎表現(3) 科学実験器具の読み方
7週 中間試験の実施 定期中間試験の実施
8週 中間試験の解説 解答例の配布と解説
2ndQ
9週 科学基礎表現(4) 序数・数字・数式・記号・図形の読み方
10週 科学基礎表現(5) 序数・数字・数式・記号・図形の読み方
11週 科学基礎表現(6) 図・表・グラフの読み方
12週 化学英語の基礎(1)専門用語を図から学ぶ 語彙・基本動詞・イディオム(慣用句,熟語)・構文
13週 化学英語の基礎(2)専門用語を図から学ぶ 語彙・基本動詞・イディオム(慣用句,熟語)・構文
14週 定期期末試験に向けたまとめ 定期期末試験に向けた復習
15週 期末試験の解説・前期の総括 解答例の配布と解説
16週
後期
3rdQ
1週 文法基礎① 文型①
2週 文法基礎② 文型②
3週 文法基礎③ 関係詞①
4週 文法基礎④ 関係詞②
5週 文法基礎⑤ 関係詞③
6週 文法基礎⑥ 慣用表現など①
7週 中間試験 総括
8週 中間試験解説,修得した文法の応用① 慣用表現など②
4thQ
9週 修得した文法の応用② 節構造,句構造①
10週 修得した文法の応用③ 節構造,句構造②
11週 修得した文法の応用④ 節構造,句構造③
12週 修得した文法の応用⑤ 実演習①
13週 修得した文法の応用⑥ 実演習②
14週 修得した文法の応用⑦ 実演習③
15週 後期総括 既習内容概観
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85150000100
前期 基礎的能力 500000050
前期 専門的能力0000000
前期 分野横断的能力0000000
後期 基礎的能力 350000035
後期 専門的能力015000015
後期 専門的能力0000000