工業英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 工業英語Ⅱ
科目番号 0060 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 リーディング科学英語―早く正確に読みこなすコツ, 小沢昭弥・山下正通・長 哲郎, 化学同人
担当教員 酒巻 健司

到達目標

①英語の科学論文を参考文献として読みこなすことができる読解力を養う。
②論文によくでてくる科学英語基礎表現(数字・式,グラフ,実験機器)を理解し,現場でつかわれる英語力を育成する。
③短く無駄がない<Concise>具体的<Concrete>正確<Correct>な3C英語を表現できる。
④科学英作文の課題演習により,英語のアタマを磨く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解でき,応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自然科学の研究対象は普遍的な事実であり,その経過や成果は国際的である。本講義では,全世界で通用する科学英語において,科学者や技術者に必要な読解,語彙,ライティング,リスニング,発音,ディスカッション等の初歩を概説する。
授業の進め方・方法:
中間試験と期末試験の定期試験は,50分の試験を実施する。100点法の60点以上を合格とする。定期試験の許容事項:該当なし。この科目は学修単位科目のため,事前,事後の学習として,演習プリントの配布を実施する。
注意点:
日頃から,ネイティブスピーカーの会話を聞く,留学生と英語で会話,卒研で英語論文を輪読するなど,英語と身近に親しむこと。授業計画日程等に変更を要した際は,早めにその連絡に努めます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 科学専門用語,語彙 単語力,文法力,動詞の使い方の自己点検
2週 英語論文 読解法(1) 冠詞,抽象名詞の使い方
3週 英語論文 読解法(2) 過去・現在・現在完了形のニュアンスの違い
4週 英語論文 読解法(3) 助動詞による確からしさをどう表現するか
5週 英語論文 読解法(4) withとbyの本当の意味,現在分詞,過去分詞
6週 英語論文 読解法(5) 決まり文句,論文独特表現、慣用表現
7週 中間試験へのまとめ 復習
8週 中間試験の解説 解答例の配布と解説
2ndQ
9週 科学基礎表現(1) 数字・数式の読み方,図・表・グラフの読み方
10週 科学基礎表現(2) 時間,位置,方向,距離,色彩
11週 科学基礎表現(3) 科学機器,装置、記号,図形の読み方
12週 有名論文を読む(1) 主語と動詞の対応
13週 有名論文を読む(2) 英語論文を読解する
14週 期末試験へのまとめ 復習
15週 期末試験の解説・総括 解答例の配布と解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000