生物化学基礎

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 生物化学基礎
科目番号 0062 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コア講義 生化学、田村隆明、裳華房
担当教員 青柳 克弘

到達目標

糖質、脂質、アミノ酸とタンパク質、ヌクレオチドと核酸の構造と性質について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生命現象を分子レベルで化学的立場から追求する。
生物化学基礎では、生体を構成する物質について学習する。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験ともに、50分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%、小テストや課題の総点を30%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
生物と化学(特に有機化学)が基礎となるので、十分に復習して内容を理解しておくこと。授業時間ごとの予習・復習も忘れないこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生化学の基礎(1) 生体物質について簡単に説明できる。
2週 生化学の基礎(2) 細胞について簡単に説明できる。
3週 糖質(1) 糖質の化学、単糖類について説明できる。
4週 糖質(2) オリゴ糖類、多糖類、複合糖質について説明できる。
5週 脂質(1) 脂質、脂肪酸、単純脂質、複合脂質について説明できる。
6週 脂質(2) リポタンパク質、脂質と生体膜について説明できる。
7週 アミノ酸とタンパク質(1) アミノ酸について説明できる。
8週 アミノ酸とタンパク質(2) アミノ酸の物理化学的性質について説明できる。
4thQ
9週 アミノ酸とタンパク質(3) ペプチド/タンパク質の形成、タンパク質の高次構造について説明できる。
10週 アミノ酸とタンパク質(4) タンパク質の種類と機能について説明できる。
11週 ヌクレオチドと核酸(1) 核酸の成分、DNAの構造、核酸の性質について説明できる。
12週 ヌクレオチドと核酸(2) DNA合成、複製について説明できる。
13週 ヌクレオチドと核酸(3) 遺伝情報の取り出し、転写について説明できる。
14週 ヌクレオチドと核酸(4) タンパク質合成、翻訳について説明できる。
15週 まとめ 第1-14週の総復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。4
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。4
単糖と多糖の生物機能を説明できる。2
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。4
グリコシド結合を説明できる。4
多糖の例を説明できる。4
脂質の機能を複数あげることができる。4
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。4
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。4
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。2
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。4
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。4
タンパク質の高次構造について説明できる。4
ヌクレオチドの構造を説明できる。4
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4
DNAの半保存的複製を説明できる。4
RNAの種類と働きを列記できる。4
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000