材料化学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料化学
科目番号 0100 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 化学・バイオ工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜資料配布
担当教員 車田 研一,森 崇理

到達目標

現代的な材料化学およびその周辺の学理を理解し,先進材料の成り立ちを理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し応用できる各授業項目の内容を理解している各授業項目の内容を理解していない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代的な先進材料や,その設計原理である応用統計学を学習する.
授業の進め方・方法:
スライドや配布物などを用いた講義形式
注意点:
学習効果の向上を図り,討議をおこなうことがある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 絶縁材料 電気的絶縁の原理とその発生の説明法
2週 導電性高分子材料1 導電性の発現原理
3週 導電性高分子材料2 有機物質における導電性発現の原理
4週 光レジスト材料 光化学の原理
5週 光記録材料 光化学の情報記録への応用の原理
6週 分離機能材料 様々なサイズスケールでの物質分離の仕組み
7週 非線形光学材料 光現象における非線形性とかなにか
8週 前半まとめ(中間試験) これまでの学習内容の全体的理解
4thQ
9週 統計の基本① 統計数理の基礎,確率
10週 統計の基本② 確率の計算
11週 材料分野での統計概念の有用性① 統計計算の材料構造理解への応用①
12週 材料分野での統計概念の有用性② 統計計算の材料構造理解への応用②
13週 様々な統計分布① 品質管理と統計
14週 様々な統計分布②,微粒子と統計力学 ブラウン運動と統計学,ヒューリスティックなモデルの計算
15週 まとめ試験(期末試験) 今までの学習内容の試験
16週 半年間の学習の総括 半年間の学習の振り返りと要点の総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3

評価割合

試験発表等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000