到達目標
食品そのものや食品成分の性質・機能を分子レベルから理解し、化学が食品分野において果たす役割について説明できることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
水分、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの「栄養性成分」、食品の味、色、香りなどの「嗜好性成分」、食品の「機能性」や「安全性」に関する成分について、化学的な視点から講義する。
授業の進め方・方法:
中間・期末試験は50分で実施する。
定期試験の成績を80%, 自学自習プリントの実施状況を20%として総合的に評価し, 60点以上を合格とする。
注意点:
自学自習の確認方法:定期的に自学自習プリントを提出させる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
食品化学とは |
人間と食品の関わりについて説明できる
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2週 |
水 |
食品中の水の性質について説明できる
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3週 |
炭水化物 |
構造や消化吸収の過程・代謝について説明できる
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4週 |
脂質 |
構造や消化吸収の過程・代謝について説明できる
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5週 |
アミノ酸とタンパク質 |
構造や消化吸収の過程・代謝について説明できる
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6週 |
ビタミンとミネラル |
ビタミンとミネラルの代表的な機能について説明できる
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7週 |
味覚成分(1) |
甘味、旨味に関わる代表できな成分を説明できる。
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8週 |
中間テスト |
第1〜6週の復習
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4thQ |
9週 |
味覚成分(2) |
苦味、酸味、塩味、辛味に関わる代表できな成分を説明できる。
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10週 |
視覚成分、嗅覚成分、触覚成分 |
代表的な成分を説明できる
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11週 |
食品成分の変化 |
食品成分の化学変化について分子レベルで説明できる
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12週 |
食品の機能性(1) |
代表的な機能性成分の作用メカニズムを説明できる
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13週 |
食品の機能性(2) |
代表的な機能性成分の作用メカニズムを説明できる
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14週 |
食品の安全性 |
食品の安全に影響を与える食品や化学成分を説明できる
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15週 |
まとめ |
まとめ
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物化学 | 単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 4 | 後3 |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 4 | 後3 |
グリコシド結合を説明できる。 | 4 | 後3 |
多糖の例を説明できる。 | 4 | 後3 |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 4 | 後4 |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 4 | 後4 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 4 | 後5 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 4 | 後5 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 4 | 後5 |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 4 | 後5 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |