概要:
交通に関する基礎知識を習得し,都市交通を対象に,問題解決や持続可能な計画立案等の応用力を養う。その上で,現代の都市問題への対応,持続可能なまちづくりについてともに考えていく。
授業の進め方・方法:
中間試験は,授業時間中に50分で実施する。期末試験は,50分で実施する。
定期試験の成績を70%,キャッチボールシートへの記入状況やレポート,課題の総点を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
計画や設計に携わるためには,手法の修得だけではなくその背景を理解し,社会の変化や要請に柔軟に変革していく能力が求められる。日常生活において視野を広くしておくこと。また,毎回キャッチボールシートに授業のポイントを整理し,質問や授業の感想等を記入してもらう。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | |
都市の持続可能性について理解している。 | 4 | |
西欧型の環境都市について理解している。 | 4 | |
全国総合開発計画・国土形成計画の変遷と系譜について理解している。 | 4 | |
国土計画の歴史と考え方の変遷について理解している。 | 4 | |
全国総合開発計画について理解している。 | 4 | |
国土形成計画について理解している。 | 4 | |
大ロンドン計画について理解している。 | 4 | |
地方圏と過疎地域の計画について理解している。 | 4 | |
諸外国の地域計画について理解している。 | 4 | |
近代都市計画(西欧と日本)について理解している。 | 4 | |
近代都市の特徴と課題について理解している。 | 4 | |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | |
都市計画制限と開発許可について理解している。 | 4 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | |
国勢調査などの既存のデータや人工と社会経済指標(計画フレーム)を理解している。 | 4 | |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | |
人口と社会経済指標(計画フレーム)を理解し、その推計ができる。 | 4 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について理解している。 | 4 | |
特別な地区・区域の設定について理解している。 | 4 | |
用途地域の建築規制(建蔽率・容積率・用途規制)について理解している。 | 4 | |
都市形態(チュウネン図と田園都市)について理解している。 | 4 | |
同心円モデルから多核心モデルについて理解している。 | 4 | |
地域・都市交通計画の基本概念について説明できる。 | 4 | |
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 4 | |
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。 | 4 | |
軌道と新交通システムについて理解している。 | 4 | |
モータリゼーションと交通計画について理解している。 | 4 | |
交通とエネルギー問題について説明できる。 | 4 | |
モビリティ・マネジメントと公共交通について理解している。 | 4 | |
道路網整備:道路の機能と段階構成について理解している。 | 4 | |
ユニバーサル・デザインについて理解している。 | 4 | |
高度道路交通システムについて理解している。 | 4 | |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | |
公園緑地の種類と役割について理解している。 | 4 | |
緩衝緑地とグリーンベルトについて理解している。 | 4 | |
自然環境の保護・保全について理解している。 | 4 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | |
災害の履歴と防災計画について理解している。 | 4 | |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | |
都市計画道路の計画と整備について理解している。 | 4 | |
中心市街地活性化(再生)について理解している。 | 4 | |
市民参加とワークショップについて理解している。 | 4 | |
道路の種類と管理について理解している。 | 4 | |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 4 | |
道路構造の設計基準と路面の横断構成について理解している。 | 4 | |
パーソントリップ調査について理解している。 | 4 | |
四段階推計法について理解している。 | 4 | |
表層・基層の最小厚さ、路盤材料の最小厚さについて理解している。 | 4 | |
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。 | 4 | |
設計速度、車線数、車線幅員の標準値を理解している。 | 4 | |
道路の機能と幾何構造について理解している。 | 4 | |
事象と現象の観測について理解している。 | 4 | |
ブレーン・ストーミング(ライティング)について理解している。 | 4 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | |
計画の目的論と目標設定を理解している。 | 4 | |
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。 | 4 | |
確率密度関数と確率分布関数について理解している。 | 4 | |
確率分布の種類と特性について説明できる。 | 4 | |
特性値(平均、分散、モーメント)について理解している。 | 4 | |
統計的点推定法(積率法、最尤法)、統計的区間推定法を理解している。 | 4 | |
二変数統計と相関分析について理解している。 | 4 | |
統計的仮説検定、確率分布の適合度の検定について理解している。 | 4 | |
実験計画法・分散分析について理解している。 | 4 | |
計算機による基本統計処理ができる。 | 4 | |
調査の方法と調査の企画・設計について理解している。 | 4 | |
全数調査と標本調査の方法について理解している。 | 4 | |
標本抽出法(単純無作為抽出)、層別無作為抽出法、集落抽出法について理解している。 | 4 | |
重回帰分析を説明できる。 | 4 | |
多変量解析の種類について理解している。 | 4 | |
判別分析、主成分分析、因子分析について理解している。 | 4 | |
線形計画法とその図解法について理解している。 | 4 | |
シンプレックス法と双対性について理解している | 4 | |
時系列データの予測について理解している。 | 4 | |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | |
災害の種類について説明できる。 | 4 | |
過去の自然災害(津波、高潮、洪水など)における被害の発生メカニズムを説明できる | 4 | |
断層のメカニズム、プレートテクトニクスとの関連を説明できる。 | 4 | |
地震の尺度と地震動を説明できる。 | 4 | |
地盤の卓越周期と共振現象を説明できる。 | 4 | |
土砂災害の特徴を説明できる。 | 4 | |
地震予知の種類について説明できる。 | 4 | |
地震による直接被害と二次災害の特徴を説明できる。 | 4 | |
地盤の液状化被害を説明できる。 | 4 | |