機械工学概論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工学概論
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械工学概論 第3版、草間秀俊他3名、理工学社  配付資料
担当教員 松本 匡以

到達目標

①材料力学と機械加工の基礎を理解する。
②簡単な実験装置等の機械(部品、装置)を設計できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
広範囲な機械工学の分野のうち、材料力学と機械加工の概要について学習する。
授業の進め方・方法:
中間試験は、授業時間中に50分間の試験を実施する。期末試験は50分間の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、小テストや課題の総点を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
機械工学の特色を理解して、土木工学・環境工学との関連を考えることが重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機械の定義と機械工学の範囲 動力機械、作業機械、伝達機械、機械の効率
2週 応力とひずみ 外力、変形、応力、ひずみ
3週 引張と圧縮(1) 縦・横ひずみ、フックの法則、応力-ひずみ線図
4週 引張と圧縮(2) 弾性・塑性ひずみ、降伏点等、薄肉円筒の応力
5週 せん断 せん断応力、せん断ひずみ、任意断面のせん断応力
6週 棒の曲げ せん断力、曲げモーメント、断面二次モーメント等
7週 棒のねじり ねじりモーメント、断面二次極モーメント、断面係数
8週 16週から22週までのまとめ、中間試験
4thQ
9週 中間試験解答、機械加工の目的と分類 機械加工の分類、加工精度
10週 塑性加工・鋳造・溶接・表面処理の概要 深絞り、鋳造、ガス溶接、アーク溶接、メッキ等
11週 切削加工の目的と方法、切削機構(1) 切削加工の特徴、切削模型、切りくずの形態
12週 切削機構(2)、切削工具材料(1) 構成刃先、切削熱、工具材料に必要な性質
13週 切削工具材料(2)、工具摩耗と寿命(1) 各種工具材料の特性、工具の損傷
14週 工具摩耗と寿命(2)、切削加工の経済性 工具寿命曲線、切削条件と経済性
15週 期末試験解答、旋削加工の概要 旋盤の機構と大きさ、旋削加工の種類
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000