測量実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 測量実習Ⅰ
科目番号 0055 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 改訂2版 基礎測量学,長谷川昌弘 林久資他,電気書院
担当教員 金 高義

到達目標

①各測量の作業の流れを把握し,説明できるようにする.
②実際に得られた測定データを用いて,誤差の調整等の計算ができるようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
座学にて学習した測量の原理や観測方法,計算方法を実際に実習作業として経験する.本実習では距離測量,水準測量,角測量,トラバース測量について実習を行う.
授業の進め方・方法:
実技試験を実施する.
レポート,演習,実技試験,実習への取り組みなどで100%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
実習時は,作業服を着用すること.測量実習の進行状況,天候により座学になることがある.なお,実習は班ごとの行動が基本となるが,各自,測量機材の操作習練に努めること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 距離測量(1) 測量の概要,座標系
2週 距離測量(2) 距離測量の概要
3週 距離測量(3) 距離測量の観測方法
4週 水準測量(1) 水準測量の方法
5週 水準測量(2) チルチングレベル,オートレベルの据付け,観測
6週 水準測量(3)
7週 水準測量(4)
8週 水準測量(5) 昇降式,器高式野帳の記入,計算
2ndQ
9週 水準測量(6)
10週 水準測量(7)
11週 水準測量(8)
12週 角測量(1) 器械の据付けおよび角測定
13週 角測量(2)
14週 角測量(3)
15週 角測量(4)
16週
後期
3rdQ
1週 トラバース測量(1) 距離測定,水平角の測定,トラバース測量の計算
2週 トラバース測量(2)
3週 トラバース測量(3)
4週 トラバース測量(4)
5週 トラバース測量(5)
6週 トラバース測量(6)
7週 トラバース測量(7)
8週 トラバース測量(8)
4thQ
9週 トラバース測量(9)
10週 実技試験 測角試験
11週 平板測量(1) 骨組み測量
12週 平板測量(2)
13週 平板測量(3)
14週 平板測量(4)
15週 平板測量(5)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料コンクリートの長所、短所について、説明できる。4
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4
配合設計の手順を理解し、計算できる。4
非破壊試験の基礎を説明できる。4
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。4
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。4
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】距離測量について理解し、器具を使って測量できる。4
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。4
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。4
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。4
骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。4
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。4
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。4
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。4
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。4
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。4
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。4
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。4
層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。4
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。4
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。4
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。4
pHに関する実験について理解し、実験ができる。4

評価割合

試験課題・実技試験等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000