情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0060 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 /必要に応じてプリントを配布する.
担当教員 江本 久雄

到達目標

①コンピュータ(ハードウェアとソフトウェア)の仕組みを理解する.また,プログラムがなぜ動くのか理解する.
②プログラミングの基本制御構造を理解し,基本的なプログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2レポートの提出レポートの提出レポートの未提出
評価項目3アルゴリズムが優れていると判断した場合.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報基礎で学んだ内容を踏まえ,コンピュータ(ハードウェアとソフトウェア)の仕組みを理解する.また,プログラムがなぜ動くのか理解する.目的は,一般科目や専門科目の計算アルゴリズム等でプログラムを作成し応用できるようになることである.そのために,コンピュータのこととVisualBasic言語の基礎(文法)を学習する.
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない.評価方法は,60点以上を合格とし,課題(レポート)と学習状況で総合的に評価するが概ね以下のようにする.
可:レポートの提出と学習状況,64点から60点
良:レポートを遅れずに提出と学習状況,79点から65点
優:良の内容に加え,アルゴリズムが優れていると判断した場合,100点から80点
注意点:
分からないことをそのままにすると,その先の理解が難しくなるので授業は積極的に取り組むこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ガイダンスとソフトウェアの使用方法とレポート提出方法
2週 コンピュータを知ろう(1) プログラムは,なぜ動くのか
3週 コンピュータを知ろう(2) プログラミングとは何か
4週 コンピュータを知ろう(3) プログラミング言語の種類と特徴
5週 コンピュータを知ろう(4) Windows用アプリケーションの特徴
6週 コンピュータを知ろう(5) VisualStudio2017の開発環境
7週 コンピュータを知ろう(6) プログラムのコンパイルと実行
8週 プログラムの基礎と演習(1) 基本データ型,変数の宣言
2ndQ
9週 プログラムの基礎と演習(2) 式と演算子(1)
10週 プログラムの基礎と演習(3) 式と演算子(2)
11週 プログラムの基礎と演習(4) 配列(1)
12週 プログラムの基礎と演習(5) 配列(2)
13週 プログラムの基礎と演習(6) 制御構造 if文
14週 プログラムの基礎と演習(7) 制御構造 Select Case文
15週 プログラムの基礎と演習(8) 制御構造 For・・・Next文
16週
後期
3rdQ
1週 プログラムの基礎と演習(1) 制御構造 While文
2週 プログラムの基礎と演習(2) プロシージャ(1)
3週 プログラムの基礎と演習(3) プロシージャ(2)
4週 プログラムの基礎と演習(4) プロシージャ(3)
5週 プログラムの基礎と演習(5) 構造体
6週 プログラムの基礎と演習(6) ファイル操作(1) 保存・読込
7週 プログラムの基礎と演習(7) ファイル操作(2)
8週 プログラムの基礎と演習(8) ウィンドウズプログラミング
フォームの作成
4thQ
9週 プログラムの基礎と演習(9) ウィンドウズプログラミング
画面の作成
10週 数値計算をしよう(1) 統計処理ツールの作成,完成イメージ 度数分布,代表値
11週 数値計算をしよう(2) 度数分布,代表値
12週 数値計算をしよう(3) 分散・標準偏差
13週 数値計算をしよう(4) 正規分布(1)
14週 数値計算をしよう(5) 正規分布(2)
15週 数値計算をしよう(6) 正規分布(3)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合07003000100
基礎的能力07003000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000