地盤工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 地盤工学Ⅰ
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土質力学入門,三田地利之,森北出版
担当教員 金澤 伸一

到達目標

①土の基本的性質を理解し、地盤特性を表すさまざまな物性値の計算ができる。
②土中の水理を理解し、地盤の透水係数等の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
土の基本的性質、土中の水理について学習する。
授業の進め方・方法:
中間試験は授業時間中に100分間の試験を実施する。期末試験は100分間の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、課題の成績を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
演習を数多く解くことにより、地盤特有の力学的問題に対する解決方法を習熟することが大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地盤と土 地盤の生成、地盤を構成する土
2週 土の基本的性質(1) 土の組成とその表示方法
3週 土の基本的性質(2) 土粒子の大きさ、粒度試験
4週 土の基本的性質(3) 粒径加積曲線と粒度分布の指標
5週 土の基本的性質(4) 土のコンシステンシー
6週 土の基本的性質(5) 土の分類法
7週 土の基本的性質(6)
後期中間試験
不飽和土の力学
8週 土の基本的性質(7) 答案の確認、締固め試験
4thQ
9週 土の基本的性質(8) 土の締固めとその機構
10週 土の基本的性質(9) 締固めに関する施工管理方法
11週 土中の水理(1) 水頭と水の流れ
12週 土中の水理(2) ダルシーの法則
13週 土中の水理(3) 透水係数
14週 土中の水理(4) 透水係数の測定方法
15週 まとめ 答案の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。4
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。4
土の粒径・粒度分布を説明できる。4
土のコンシステンシーを説明できる。4
土の工学的分類について説明できる。4
土の締固め特性を説明できる。4
土中水の分類を説明できる。4
ダルシーの法則を説明できる。4
透水係数と透水試験について、説明できる。4
透水力による浸透破壊現象を説明できる。4
土のせん断試験を説明できる。4
砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。4
土の破壊基準を理解している。4
土のせん断試験について考察できる。4
土のせん断特性を説明できる。4
土の破壊規準を説明できる。4
土の異方性について説明できる。4
地盤内応力を説明できる。4
有効応力と間隙水圧の関係を理解している。4
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。4
圧密沈下の計算を説明できる。4
地盤改良や二次圧密について理解している。4
有効応力の原理を説明できる。4
地盤改良について説明できる。4
液状化について説明できる。4
地中構造物に対する地盤の変形を理解している。4
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。4
構造物に作用する土圧や地震時の土圧について説明できる。4
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。4
基礎の種類や基礎の支持力について説明できる。4
半無限斜面の安定解析や円弧すべり面による安定解析ができる。4
円弧すべり面による安定解析について説明できる。4
ネガティブフリクションについて理解している。4
群杭の支持力について理解している。4
斜面防災について理解している。4
斜面防災について説明できる。4
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。4
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。4
N値について理解している。4
原位置試験および室内試験の内容ついて説明できる。4
サンプリングやサウンディングについて理解している。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000