科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語
科目番号 0066 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B』『古典B(古文編)』『古典B(漢文編)』『現代文B準拠ワーク』『古典B古文編準拠ワーク』『古典B漢文編準拠ワーク』数研出版
担当教員 岩上 弘

到達目標

①現代文においては、作品のテーマや作者の主張を理解できるようにする。
②古文・漢文においては、正確な語彙・文法の知識を身につける。
③作品を批評・鑑賞する能力を高める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文、漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。また、その文章が書かれた時代状況や文化的背景も概観する。
授業の進め方・方法:
中間試験は共通科目試験日に50分の試験を実施する。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%、小テスト・課題・平素の成績等を30%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
1・2年で身につけた基礎的読解力を更に高めるために、自ら進んで読書する機会を増やすこと。また、機会あるごとに文章を書くように心がけ、表現力を身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:科学・技術の歴史… 広義の「科学」「技術」「社会」の関係
2週 現代文:科学・技術の歴史… 狭義の「科学」「技術」「社会」の関係
3週 現代文:科学・技術の歴史… 「科学」の転換と「社会」との絆
4週 古文:『枕草子』 現代語訳と作品鑑賞
5週 古文:『枕草子』 現代語訳と作品鑑賞
6週 古文:『枕草子』 現代語訳と作品鑑賞
7週 現代文:消費されるスポーツ スポーツと大衆
8週 現代文:消費されるスポーツ 現代のスポーツの生み出され方
2ndQ
9週 現代文:「文化が違う」とは… アメリカ・日本・イスラームに共通する事象
10週 現代文:「文化が違う」とは… 文化相対主義
11週 現代文:「文化が違う」とは… 筆者の提唱
12週 漢文:漢詩 漢詩の基礎と鑑賞
13週 漢文:漢詩 漢詩の基礎と鑑賞
14週 漢文:漢詩 漢詩の基礎と鑑賞
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 現代文:「であること…」 社会制度と「である」こと、「する」こと
2週 現代文:「であること…」 「である」社会と「である」道徳
3週 現代文:「であること…」 「である」社会から「する」社会への移行
4週 現代文:「であること…」 日本の近代化と「である」こと
5週 古文:『徒然草』 現代語訳と作品鑑賞
6週 古文:『徒然草』 現代語訳と作品鑑賞
7週 古文:『徒然草』 現代語訳と作品鑑賞
8週 現代文:エコロジー… エコロジー思想
4thQ
9週 現代文:エコロジー… 政治・ビジネスの関係
10週 現代文:エコロジー… 現在のエコロジーを取り巻く問題点
11週 漢文:鴻門之会 現代語訳と鑑賞
12週 漢文:鴻門之会 現代語訳と鑑賞
13週 漢文:鴻門之会 現代語訳と鑑賞
14週 漢文:鴻門之会 現代語訳と鑑賞
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000