廃炉工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 廃炉工学
科目番号 0073 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 配布資料
担当教員 鈴木 茂和

到達目標

①軽水炉の構造と中性子の振舞について説明できる.
②廃炉工程について説明できる.
③日本と海外での原子力事故について説明できる.
④放射性廃棄物処理処分の概念と長期安全確保の考え方を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
軽水炉の構造や中性子の振舞,原子力発電所の廃炉と原子力事故について学習する.また,福島第一原子力発電所廃炉に向けた中長期ロードマップの理解と,放射性廃棄物の処理処分についても考える.
授業の進め方・方法:
e-learning 形式で実施予定である.
注意点:
レポート等を総合的に評価し,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 国際的な原子力の動向 国際的な原子力の動向
2週 原子力発電所の仕組みと機械工学 原子力発電所の仕組み
3週 Fundamentals in Nuclear Engineering 原子力発電の基礎
4週 放射線の基礎と放射線計測 放射線の基礎と放射線計測
5週 原子力分野における材料工学 原子力分野における材料工学
6週 原子力分野における化学工学と核燃料サイクル 原子力分野における化学工学と核燃料サイクル
7週 廃炉工学概論1
原子力発電所廃止措置概要
8週 廃炉工学概論2 原子力発電所廃止措置概要
4thQ
9週 廃止措置に必要な技術 日本での廃炉作業の実績と現状,解体技術
10週 東海発電所の廃止措置について 東海発電所の廃止措置
11週 原子力事故 INESレベルと福島第一原子力発電所事故の経緯
12週 放射性廃棄物管理1 処理と貯蔵と処分概念
13週 放射性廃棄物管理2 処理と貯蔵と処分概念
14週 原子力施設の安全対策 事故前の深層防護と事故後の深層防護
15週 欧米における軽水炉の安全対策について シビアアクシデント対策,設計基準における想定を超える外的事象
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000