経済学概論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 経済学概論
科目番号 0096 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリントを使用する。
担当教員 吉村 忠晴

到達目標

①現代の市場構造を理解し、現実の事例を踏まえて説明することができる。
②家計行動に関する理論を理解し、現実の事例を踏まえて説明することができる。
③企業行動に関する理論を理解し、現実の事例を踏まえて説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ミクロ経済学の基礎的な理論を学習し、市場のメカニズム、個々の家計や企業の経済活動を理解することで、各自が今後の日常生活や仕事の中で直面する様々な問題についての判断や選択、問題解決、意思決定に役立てられるようにする。
授業の進め方・方法:
注意点:
各自の将来の目標を念頭に、新聞等で常に企業やビジネスの動向を把握しておくこと。ホウ・レン・ソウを忘れないこと。常にPDCAサイクルを実践し、問題点を改善していくこと。
定期試験の成績100%で評価し、60点以上を合格とする。
練習問題等の課題は課すが、評価の対象とはしない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 経済学とは 経済学の基本概念、経済学の課題
2週 経済主体と経済活動 経済主体の役割、市場構造
3週 需要と供給(1) 需要曲線と供給曲線、市場均衡
4週 需要と供給(2) 需要曲線と供給曲線のシフト
5週 家計の消費行動(1) 効用
6週 家計の消費行動(2) 予算制約、最適消費
7週 企業の供給行動(1) 費用関数と収入関数
8週 企業の供給行動(2) 最適生産
4thQ
9週 企業の供給行動(3) 損益分岐点と操業停止点
10週 不完全競争市場(1) 独占市場
11週 不完全競争市場(2) 寡占市場、独占的競争
12週 ゲーム理論(1) 同時ゲームの解
13週 ゲーム理論(2) ナッシュ均衡、囚人のジレンマ
14週 情報の非対称性 逆選択、モラル・ハザード
15週 まとめと今後の課題 企業の社会的責任、コンプライアンス
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。4
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。4
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。4
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。4
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。4
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。4
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。4
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。4
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。4
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。4
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000