情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0111 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 なし.プリントを配布する
担当教員 江本 久雄

到達目標

①VisualBasic(VisualStudio)を使用して,VisualBasicの基礎を理解する.
②プログラミングの基本制御構造を理解し,基本的なプログラムが作成できる.
③プログラミングの応用ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報処理1で学んだ内容を元に,建設環境分野で必要な統計処理技術やと応用プログラム技術を学習する.
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない.評価方法は60点以上を合格とし,課題(レポート)の提出および完成度,授業内容の理解度,授業に対する積極性などをもとに総合的に評価するが概ね以下のようにする.
可:レポート提出と学習状況,64点から60点
良:レポートを遅れずに提出と学習状況,79点から65点
優:良の内容に加え,アルゴリズムが優れていると判断した場合,100点から80点
注意点:
これまでに学習した情報処理の内容を復習しておくこと.授業には積極的に取り組むこと.疑問や不明な点は自ら調べたり質問するなど,そのままにしないこと.課題は計画的に進め,提出期限を厳守すること.自学自習の確認方法:課題の定期的な提出.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ガイダンスとソフトウェア(開発環境)の使用方法(コンソールアプリ,フォームアプリの作成の仕方他)
2週 プログラムの基礎(1) 変数,式と算術演算子
3週 プログラムの基礎(2) 代入演算子,比較演算子,論理演算子
4週 プログラムの基礎(3) 配列
5週 プログラムの基礎(4) 制御構造 条件判断 if文
6週 プログラムの基礎(5) 制御構造 ループ構造
7週 プログラムの基礎(6) プロシージャ
8週 プログラムの基礎(7) 構造体
2ndQ
9週 プログラムの基礎(8) ファイル処理
10週 プログラムの復習(9) 基礎統括
11週 プログラムの応用(1) データの統計処理(1)度数分布,代表値
12週 プログラムの応用(2) データの統計処理(2)平均値と標準偏差
13週 プログラムの応用(3) データの統計処理(3)正規分布
14週 プログラムの応用(4) データの統計処理(4)相関係数
15週 プログラムの応用(5) データの統計処理(5)回帰直線
16週
後期
3rdQ
1週 プログラムの応用その2(1) コンクリートの中性化推定ソフト開発 概要
2週 プログラムの応用その2(2) コンクリートの中性化推定ソフト作成 ウィンドの作成
3週 プログラムの応用その2(3) コンクリートの中性化推定ソフト作成 データの作成
4週 プログラムの応用その2(4) コンクリートの中性化推定ソフト作成 処理の作成(1)
5週 プログラムの応用その2(5) コンクリートの中性化推定ソフト作成 処理の作成(2)
6週 プログラムの応用その2(6) コンクリートの中性化推定ソフト作成 処理の作成(3)
7週 プログラムの応用その2(7) コンクリートの中性化推定ソフト作成 グラフの作成(1)
8週 プログラムの応用その2(8) コンクリートの中性化推定ソフト作成 グラフの作成(2)
4thQ
9週 プログラムの応用その2(9) コンクリートの中性化推定ソフト作成 結果の出力
10週 プログラムの応用その2(10) コンクリートの中性化推定ソフト作成 推定処理の追加(1)
11週 プログラムの応用その2(11) コンクリートの中性化推定ソフト作成 推定処理の追加(2)
12週 プログラムの応用その2(12) コンクリートの中性化推定ソフト作成 推定処理の追加(3)
13週 プログラムの応用その2(13) コンクリートの中性化推定ソフト作成 推定結果の出力
14週 プログラムの応用その2(14) コンクリートの中性化推定ソフト作成 デバック
15週 まとめ 総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合07003000100
基礎的能力07003000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000