応用地盤工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用地盤工学
科目番号 0120 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 土質力学の基礎、石橋勲、共立出版
担当教員 金澤 伸一

到達目標

①各種の構造物に作用する土圧の計算ができる。
②構造物基礎にかかる力学的メカニズムを理解し、極限支持力等の計算ができる。
③斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。
④自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種構造物に作用する土圧や基礎の支持力および斜面安定問題等の力学的課題、地盤災害とその対策や国土のあり方について学習する。
授業の進め方・方法:
中間、期末試験ともに100分間の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、課題の成績を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
演習を数多く解くことにより、地盤特有の力学的問題に対する解決方法を習熟することが大切である。自学自習の確認方法:課題プリントを学生に配布し、それを定期的に提出させる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土圧(1) クーロンの土圧論
2週 土圧(2) ランキンの土圧論
3週 土圧(3) 擁壁に作用する土圧の算定(1)
4週 土圧(4) 擁壁に作用する土圧の算定(2)
5週 土圧(5) 矢板壁、山留め壁に作用する土圧の算定
6週 土圧(6) 埋設管に作用する土圧の算定
7週 前期中間試験
8週 地盤内の応力(1) 答案の確認、地盤内応力概説
2ndQ
9週 地盤内の応力(2) 集中荷重や線荷重による地盤内応力
10週 地盤内の応力(3) 帯状荷重による地盤内応力
11週 地盤内の応力(4) 面荷重による地盤内応力
12週 地盤内の応力(5) 基礎構造物の接地圧
13週 地盤の支持力(1) 基礎の分類
14週 地盤の支持力(2) 基礎形式の選定
15週 まとめ 答案の確認
16週
後期
3rdQ
1週 地盤の支持力(3) 浅い基礎,深い基礎の支持力
2週 地盤の支持力(4) 全般せん断破壊に対する基礎の極限支持力
3週 地盤の支持力(5) 局部せん断破壊に対する基礎の極限支持力
4週 地盤の支持力(6) 全般せん断破壊に対する極限支持力公式の拡張
5週 地盤の支持力(7) 極限支持力,群杭の支持力
6週 地盤の支持力(8) 基礎の沈下
7週 後期中間試験
8週 斜面の安定(1) 答案の確認、限界平衡法と応力解析法
4thQ
9週 斜面の安定(2) 無限長斜面・すべり面の安定解析
10週 斜面の安定(3) 地震時の斜面安定解析、安全率の解釈
11週 斜面の安定(4)
12週 地盤改良 地盤改良の分類、各種の地盤改良工法
13週 地盤の災害とその防災(1) わが国の自然災害の変遷、山くずれ、がけくずれ
14週 地盤の災害とその防災(2) 地すべり、土石流、液状化
15週 まとめ 答案の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000