耐震設計法

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 耐震設計法
科目番号 0121 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 耐震工学入門,平井・水田,森北出版
担当教員 橘 一光

到達目標

①地震の性質,地震動の性質,被害発生メカニズムについて説明できる。
②地震の揺れを表現する振動工学の基礎を理解できる。
③耐震設計の基礎を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地震動,振動工学,耐震設計法の基礎を中心に学習する。
授業の進め方・方法:
中間試験は50分間の試験を実施する。期末試験は50分間の試験を実施する。
定期試験の成績を70%,課題の成績を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
授業内容と実務で行われている耐震設計との関連を意識して授業に臨むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地震動(1) 地震の原因,地震の強さ
2週 地震動(2) 地震活動,地震波
3週 地震動(3) 地震による被害,液状化
4週 動力学(1) 振動要素,運動方程式
5週 動力学(2) 1自由度系の自由振動
6週 動力学(3) 減衰を持つ1自由度系の自由振動
7週 後期中間試験
8週 まとめ1 中間試験答案の確認
4thQ
9週 動力学(4) 1自由度系の定常振動
10週 動力学(5) 不規則外力を受ける1自由度系の振動
11週 耐震設計(1) 耐震設計の基礎
12週 耐震設計(2) 静的解析による耐震設計
13週 動力学(6) 数値積分法
14週 動力学(7) Newmarkのβ法
15週 まとめ2 期末試験答案の確認,総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。4後11,後12
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。4後11,後12
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。4後7,後11,後12
地盤土のせん断特性を説明できる。3後3
土の破壊規準を説明できる。3後3
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。3後3
計画国土と地域の定義を説明できる。4
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4
風景、景観と景観要素について、説明できる。4
都市の防災構造化を説明できる。4
土地区画整理事業を説明できる。4
市街地開発・再開発事業を説明できる。4
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。4
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。4
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。4
重回帰分析を説明できる。4
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。4
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000