環境工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境工学
科目番号 0133 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建設環境工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 プリトを配布する
担当教員 髙荒 智子

到達目標

1)廃棄物問題の現状を知っており、廃棄物処理に関する法律を理解している。
2)廃棄物の発生源や種類を理解している。
3)廃棄物の収集・処理・処分を理解する.
4)大気汚染の現状を知っており、大気汚染に関する法律を理解している。
5)大気汚染物質を理解し、発生源を説明している.
6)騒音・振動の発生源や対策を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
廃棄物問題、大気汚染問題、騒音振動問題に関して講義する。廃棄物問題に関しては、廃棄物問題の現状に加えて一般的な処理処分方法について学ぶ。大気汚染問題については大気汚染物質や対策など,騒音・振動については発生源の種類や法律をもとにした対策などについて学ぶ。これらの問題は私たちの身近な環境に関係する上に、建設分野では特に注意を払わなければならない問題でもある。講義ばかりでなく、ニュースや資料を検索するなどして、自ら積極的に情報収集や知識の蓄積に努めてもらいたい。
授業の進め方・方法:
重要な点は板書をし,教科書を使わない代わりに配布資料やスライドをもとに授業を進める。中間,後期試験ともに50分間の試験を実施する。定期試験の成績80%,課題の成績20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
この科目は学修単位科目のため,事前,事後の学習として,課題を実施する.
注意点:
ノートを準備すること。社会の動向に意識を向け,自分自身が関わる問題として授業や自学自習に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 廃棄物の分類と発生源 廃棄物処理法に基づく廃棄物の種類を理解している。それぞれの廃棄物の発生源を理解している。
2週 循環型社会の構築と関連する法律 循環型社会の意味について理解し,環境に関連する法律の関係や内容を理解している。
3週 収集・中間処理(減量化、再資源化) 廃棄物の収集から中間処理までの流れや内容を理解している。
4週 処分方法 廃棄物の処分方法や処分場の構造について理解している
5週 不法投棄 不法投棄問題および不法投棄対策を理解している。
6週 放射性廃棄物の種類 放射性廃棄物の種類を理解している。
7週 放射性廃棄物の処理処分 放射性廃棄物の処理処分方法を理解している
8週 大気汚染問題と現状 これまでに発生した大気汚染問題を知り、さらには現状を理解する。
2ndQ
9週 大気汚染物質と発生源 大気汚染を引き起こす物質とその発生源を理解している。
10週 大気汚染に関する法律 大気汚染防止のために重要な法律の目的や内容を理解している。
11週 大気汚染防止対策 大気汚染防止対策を理解している。
12週 騒音・振動の原因 騒音・振動の発生原因を理解している。
13週 騒音・振動に関する法律 騒音・振動に関する主要な法律を理解している。
14週 騒音・振動対策 騒音・振動対策を理解している。
15週 まとめ これまでの総まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境環境と人の健康との関わりを説明できる。4前1,前8,前15
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4前8,前9,前10,前11
騒音の発生源と現状について、説明できる。4前12,前13,前14
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。4前1,前5
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。4前3,前4,前6,前7
廃棄物の減量化・再資源化について、説明できる。4前2
廃棄物対策(施策、法規等)を説明できる。4前2

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000