科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 都市システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『改訂版国語総合・現代文編』『改訂版国語総合・古文編』(数研出版)
担当教員 髙橋 宏宣

到達目標

①現代文においては、筆者の言おうとしていることを理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文・漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験は50分の試験を実施する。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%、小テスト・課題・平素の成績等を30%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
授業には必ず予習をして臨むこと。不明な語句がある場合は、自ら国語辞典・古語辞典・漢和辞典を引いて調べる習慣を身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:知の体力 高専国語への導入と基礎力の確認
2週 現代文:水の東西 基本的語彙・表現の確認と内容把握
3週 古文:児のそら寝 歴史的仮名遣いと古文の基礎
4週 古文:孝孫 用言の活用に関する基礎知識
5週 現代文:羅生門 作者と作品の背景・基本的な語彙と表現の確認
6週 現代文:羅生門 物語の展開の把握・表現と構成の特徴
7週 現代文:羅生門 登場人物の心理・主人公の自意識の理解
8週 漢文:漢文入門 漢文訓読の基礎
2ndQ
9週 漢文:漁夫之利、矛盾 物語の読解・故事成語
10週 漢文:狐借虎威、朝三暮四 物語の読解・故事成語
11週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 基本的語彙・表現の確認
12週 現代文:「わらしべ長者」の経済学 文章構成および文章内容の把握
13週 現代文:ものとことば 基本的語彙・表現の確認
14週 現代文:ものとことば 文章構成および文章内容の把握
15週 前期のまとめ 期末試験の返却・解説と前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 古文:つれづれなる、友とする 作品の背景・基本的語彙の確認
2週 古文:神無月の、ある人 基本的語彙・係り結び・助動詞・内容理解
3週 古文:奥山に猫またといふ 基本的語彙・係り結び・助動詞・内容理解
4週 現代文:時間と自由の関係について 文章の構成および内容の把握
5週 現代文:時間と自由の関係について 基本的語彙・表現の確認
6週 現代文:無痛化する社会のゆくえ 基本的語彙・表現の確認
文章の構成および内容の把握
7週 漢文:管鮑之交 書き下し文と現代語訳
8週 漢文:晏子之御 書き下し文と現代語訳
4thQ
9週 漢文:晏子之御 書き下し文と現代語訳
10週 現代文:添削の思想 基本的な語彙と表現の確認
11週 現代文:添削の思想 文章の構成および内容の把握
12週 古文:芥川 作品の背景・基本的語彙の確認
13週 古文:芥川 基本的語彙・助動詞の意味用法
14週 古文:筒井筒 基本的語彙・助動詞の意味用法
15週 後期のまとめ 期末試験の返却・解説と後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト課題態度合計
総合評価割合7020010100
基礎的能力502001080
専門的能力2000020