構造のシビックデザインⅠ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 構造のシビックデザインⅠ
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 講義用自作プリント,例題で身につける構造力学(丸善出版)
担当教員 丹野 淳

到達目標

①力と力のモーメントの性質を理解し,力のつり合いが解ける。
②各種静定構造物の支点反力と静定トラスの部材力を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
力学の基本である力と力のモーメントの性質,および力のつり合いについて演習を交えて講義する。
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験ともに50分の試験を実施する。
定期試験の成績70%,演習20%,授業への取り組み状況10%で評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
力とモーメントおよび力のつり合いは,今後の力学を中心とした専門科目を学習する上で不可欠なものであるため,演習問題を通して基本的な解法の流れや考え方を着実に身につけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 力のつり合い(1) 力学基礎概説,1点に集まる力の合成と分解,力のつり合い条件,力の多角形
2週 力のつり合い(2) 力のモーメント,平行な力の合力,偶力,剛体のつり合い条件
3週 力のつり合い(3) 1点に集まらない力のつり合い,斜めに働く力のモーメント
4週 力のつり合い(4) 演習(力のつり合い)
5週 支点と支点反力(1) 構造物の支点と支点反力,自由物体図,分布荷重の合成
6週 支点と支点反力(2) 支点反力の計算
7週 後期中間試験
8週 支点と支点反力(3) 後期中間試験答案の確認
ゲルバーばりの支点反力
4thQ
9週 トラスとトラスの支点反力 トラスの種類・名称・形式,トラスの力学特性、支点反力計算
10週 トラスの解法(1) 節点法によるトラスの解法
11週 トラスの解法(2) 演習(節点法)
12週 トラスの解法(3) 断面法による平行弦トラスの解法
13週 トラスの解法(4) モーメント法によるトラスの解法
14週 トラスの解法(5) 演習(断面法)
15週 まとめ 後期期末試験答案の確認,まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。1後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4後10,後11,後12,後13,後14,後15
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
橋の構成、分類について、説明できる。2後5,後6,後8,後9
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。1後5,後6,後8

評価割合

試験演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力702001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000