工学実験・演習

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学実験・演習
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土木材料実験指導書(土木学会)
担当教員 増戸 洋幸

到達目標

①建設材料試験を実施することができる。
②コンクリートの骨材のふるい分け試験・配合設計・供試体作製・圧縮強度試験をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料学の学習内容に関する実験および理論的な解析・演習等を通じて、講義で学んだ内容の理解を深める。実験はグループに分けて実施する。
授業の進め方・方法:
中間試験および期末試験の定期試験は実施しない。実験への取組み状況を20%、レポートを80%として総合的に評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
注意点:
実験を通して,各種の現象に関する解析理論,定理・公式等から得られる理論値の妥当性を確認する。理論値と測定値の差異についても考察する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 材料演習(1) 骨材のふるい分けおよび密度試験の説明
3週 材料実験(1) 骨材のふるい分け試験
4週 材料実験(2) 細骨材の密度、吸水率試験
5週 材料演習(2) コンクリートの配合設計
6週 材料実験(3) コンクリートの製造、スランプ試験、空気量試験
7週 材料実験(4) コンクリートの圧縮強度試験
8週 材料演習(3) コンクリートの品質管理
4thQ
9週 構造演習(1) トラス構造のしくみ、トラス橋梁模型の作り方
10週 構造演習(2) トラス構造による橋梁模型の制作
11週 構造演習(3) トラス構造による橋梁模型の制作
12週 構造演習(4) トラス構造による橋梁模型の制作
13週 構造演習(5) トラス構造による橋梁模型の制作
14週 構造演習(6) 橋梁模型の載荷試験
15週 構造演習(7) 橋梁模型の載荷試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3後1,後3,後4,後6,後7
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3後1,後3,後4,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3後1,後3,後4,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3後1,後3,後4,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後15
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料配合設計の手順を理解し、計算できる。4後5
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。4後6
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4後7,後8
構造トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。3後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
橋の構成、分類について、説明できる。3後9
分野別の工学実験・実習能力建設系分野(実験・実習能力)建設系分野(実験・実習能力)骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。4後2,後3
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。4後2,後4
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。4後6
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。4後6
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。4後7

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力08002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000