科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 国語
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 都市システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 前期:『改訂版 国語総合現代文編』『改訂版 国語総合古典編』『改訂版 国語総合準拠ワーク』数研出版、後期:『改訂版 現代文B』『改訂版 古典B古文編』『改訂版 古典B漢文編』『改訂版 現代文B準拠ワーク』『改訂版 古典B古文編準拠ワーク』『改訂版 古典B漢文編準拠ワーク』数研出版、『漢字マスター 改訂版』明治書院
担当教員 髙野 克宏

到達目標

①現代文においては、筆者の言おうとしていることを理解できるようにする。
②古文・漢文においては、基本的な語彙や正確な文法の知識を身につけ、作品の大意を把握できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代・現代の文章、古文、漢文を読み、文章の内容を正しく読み取る力を養う。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験ともに50分の試験を実施する
定期試験の成績を60%、小テスト・課題・平素の成績等を40%として評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
不明な語句がある場合は、自ら辞書等を用いて調べる習慣を身に付けること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代文:「添削の思想」 語句の意味や個々の文意を理解できる。
2週 現代文:「添削の思想」 評論文の構成を把握できる。
3週 現代文:「添削の思想」 「推敲」と「添削」の違いを理解できる。
4週 古文:『枕草子』「春はあけぼの」 『枕草子』の世界を把握できる。
5週 古文:『枕草子』「雪のいと高う降りたるを」 重要な語句、助動詞、現代語訳を理解できる。
6週 古文:『枕草子』「中納言参り給ひて」 重要な語句、助動詞、現代語訳を理解できる。
7週 現代文:「動的平衡の回復」 科学的な語彙や論理的文章の大意を理解できる。
8週 現代文:「動的平衡の回復」 科学評論の構成を把握できる。
2ndQ
9週 現代文:「動的平衡の回復」 「動的平衡」とは何であるか理解できる。
10週 現代文:「動的平衡の回復」 環境に対する人間の態度について筆者の考えを理解できる。
11週 漢文:『論語』 漢文を書き下し文になおし、現代語に訳すことができる。
12週 漢文:『論語』 漢文を書き下し文になおし、現代語に訳すことができる。
13週 小論文の書き方(1) 立論の仕方や参考文献の引用の仕方について理解できる。
14週 小論文の書き方(2) 小論文の表現と構成を理解できる。
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、前期のまとめ。
16週
後期
3rdQ
1週 現代文:「胆力について」 評論文の構成を把握できる。
2週 現代文:「胆力について」 想像力の大切さを理解できる。
3週 古文:『方丈記』「ゆく河の流れ」 『方丈記』の世界を把握できる。
4週 古文:『方丈記』「養和の飢饉」 重要な語句、助動詞、現代語訳を理解できる。
5週 古文:『方丈記』「養和の飢饉」 古文を現代語に訳すことができる。
6週 現代文:「山月記」 李徴と袁傪の関係を把握できる。
7週 現代文:「山月記」 虎となった理由とは何かを把握できる。
8週 現代文:「山月記」 自尊心と羞恥心との関係を把握できる。
4thQ
9週 現代文:「山月記」 李徴の気づきを把握できる。
10週 漢文:「鴻門之会」 漢文を書き下し文になおし、現代語に訳すことができる。
11週 漢文:「鴻門之会」 漢文を書き下し文になおし、現代語に訳すことができる。
12週 漢文:「鴻門之会」 漢文を書き下し文になおし、現代語に訳すことができる。
13週 現代文:「手の変幻」 評論文の構成を把握できる。
14週 現代文:「手の変幻」 筆者の考える美について理解することができる。
15週 テストの返却と解説 テスト問題の解説、後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト・提出物態度合計
総合評価割合603010000100
基礎的能力3020000050
基本的能力20101000040
発展的能力100000010