概要:
3年次の材料学Ⅰ,構造のシビックデザインⅡ,水理学Ⅰ,地盤工学Ⅰにおける学習内容に関連する分野の実験および演習を行う。実験は4グループに分けて行う。
授業の進め方・方法:
定期試験(中間,期末)は実施しない。実験への取組み状況を20%,レポートを80%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
実験を通して,各種の現象に関する解析理論,定理・公式等から得られる理論値の妥当性を確認する。理論値と測定値の差異についても考察する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | 前5 |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 4 | 後3,後4,後5,後6 |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 4 | 後8,後9,後10,後11 |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9 |
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後3,後4,後5,後6 |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後3,後4,後5,後6 |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後8,後9,後10,後11 |
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11 |
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前4,前12 |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後11 |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後6 |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |