環境科学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 環境科学
科目番号 0044 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料を用いて授業を行う。
担当教員 原田 正光

到達目標

①自然界の物質循環と地球環境問題について授業計画にある基礎的な内容が説明できる。
②身近な大気環境や水環境における汚濁の現状や浄化機能に関して授業計画にある内容の説明ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自然界における物質循環および場と環境との関わりについて基礎的な内容を講述する。身近な大気環境や水環境における汚濁の現状や自然の浄化機能に関する内容を講述する。
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験はともに50分間の試験を実施する。
定期試験の成績80%,課題・演習等の成績20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
授業中の課題は定期試験で問われることもあるのでしっかりと復習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 環境史 地球誕生,生物の出現,エネルギーと環境,環境問題,生態系
2週 炭素の循環 有機物分解,化石燃料,森林減少,地球温暖化
3週 窒素の循環 窒素固定,硝化と脱窒,窒素酸化物
4週 リンの循環 肥料と洗剤,栄養塩類,リービッヒの最小律,富栄養化
5週 イオウの循環 火山由来,硫黄酸化物,酸性雨
6週 水銀の循環 重金属汚染,生物濃縮
7週 物質循環と環境問題(1) 地球温暖化,酸性雨,オゾン層破壊
8週 物質循環と環境問題(2) 大気汚染,水質汚濁
4thQ
9週 大気の環境 粒子状物質,ガス状物質,最大着地濃度,有効煙突高さ
10週 河川の環境 水質環境基準,自浄作用
11週 湖沼の環境 湖沼内の食物連鎖,富栄養化の影響
12週 海域と地下水の環境 油汚染,赤潮と青潮,揮発性有機塩素化合物,砒素,硝酸性窒素
13週 干潟と湿地の環境 感潮域,干潟の成因,バイオターベーション,湿地の植物,根圏の水質
14週 環境放射能汚染 環境放射能汚染の現状と課題
15週 まとめ 学習内容の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4後1,後2,後3,後5,後7
環境と人の健康との関わりを説明できる。4後1
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。4後1
水の物性、水の循環を説明できる。4後8,後10
水質指標を説明できる。4後4,後6,後10
水質汚濁の現状を説明できる。4後4,後10
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。4後4
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。4後4,後6,後10,後11,後12
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。4後4
物質循環と微生物の関係を説明できる。4後2
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4後2,後3,後5,後7,後9
生物多様性の現状と危機について、説明できる。4後13
生態系の保全手法を説明できる。4後13
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。4後13
物質循環と微生物の関係を説明できる。4後2
土壌汚染の現状を説明できる。4後13,後14

評価割合

試験課題・演習等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000