材料学Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 材料学Ⅰ
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土木系大学講義シリーズ8 土木材料学(改訂版),三浦尚,コロナ社
担当教員 緑川 猛彦

到達目標

①建設材料の基本的性質を説明できる。
②セメントの種類や基本的性質について説明できる。骨材の含水状態の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建設構造物の計画・設計・施工に使用される主な材料について,その特性・性質・使用方法等について学習する。具体的には,鋼材およびコンクリート材料の基本的性質や種類・特性を理解するとともに,専門用語を修得する。
授業の進め方・方法:
中間試験および期末試験ともに50分間の試験を実施する。
定期試験の成績を70%,課題(ノート提出)を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
工学上の基礎科目であるため暗記する事項が多い。普段の生活で目にする建設工事を良く観察し理解に努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建設材料の概要 建設材料の分類,規格
2週 建設材料の基本的性質(1) 応力とひずみ,応力ひずみ曲線,弾性係数
3週 建設材料の基本的性質(2) クリープおよびリラクセーション
4週 鋼材の概要 鋼材の使用例,金属材料の分類
5週 鋼材の製造方法 鋼材の製造手順,熱処理
6週 鋼材の基本的性質 鋼材の機械的性質,応力ひずみ曲線の詳細
7週 中間試験 50分の試験を実施する
8週 鋼材の種類(1) 鋼板の種類,特性
4thQ
9週 鋼材の種類(2) 形鋼,平鋼,鉄筋コンクリート用棒鋼
10週 鋼材の種類(3) PC鋼材,鋼杭,鋼矢板,高力ボルト
11週 コンクリートの概要 コンクリートの使用例,ペースト,モルタル,コンクリート
12週 セメントの歴史,製造方法 コンクリートの歴史,セメントの製造方法
13週 セメントの種類 セメントの化合物,セメントの種類と用途
14週 セメント,骨材の基本的性質 水和反応,セメントの物理的性質,骨材の含水状態,密度,粒度
15週 期末試験 50分の試験を実施する。
16週 学習したことの総括 期末試験回答用紙返却,解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4後1,後2,後3
鋼材の種類、形状を説明できる。4後4,後5,後8,後9,後10
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。4後6
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。4後13
各種セメントの特徴、用途を説明できる。4後13
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。4後14
骨材の種類、特徴について、説明できる。4後14
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。4
コンクリートの長所、短所について、説明できる。4後11,後12
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4後11,後12
分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。4後14

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000