到達目標
①建設材料の基本的性質を説明できる。②セメントの種類や基本的性質について説明できる。骨材の含水状態の計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建設構造物の計画・設計・施工に使用される主な材料について,その特性・性質・使用方法等について学習する。具体的には,鋼材およびコンクリート材料の基本的性質や種類・特性を理解するとともに,専門用語を修得する。3年生で学んだ材料学Ⅰの続きの授業となる。
授業の進め方・方法:
中間試験および期末試験ともに50分間の試験を実施する。定期試験の成績を70%,課題(ノート提出)を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
工学上の基礎科目であるため暗記する事項が多い。普段の生活で目にする建設工事を良く観察し理解に努めること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
骨材の基本的性質 |
単位容積質量,粒度,粗骨材の最大寸法
|
2週 |
有害物質,水 |
塩化物,アルカリ骨材反応,水
|
3週 |
混和材 |
フライアッシュ ,シリカフューム,高炉スラグ微粉末,膨張材
|
4週 |
混和剤 |
スケーリング,凍害,AE剤,減水剤,増粘剤
|
5週 |
フレッシュコンクリートの性質 |
コンシステンシー,材料分離,ワーカビリティ
|
6週 |
コンクリートの配合設計(1) |
配合設計の条件
|
7週 |
中間試験 |
50分の試験を実施する
|
8週 |
コンクリートの配合設計(2) |
示方配合,現場配合
|
2ndQ |
9週 |
コンクリートの施工 |
練混ぜ,運搬,打設,締固め,養生,コールドジョイント
|
10週 |
硬化コンクリートの性質 |
空げき,単位容積質量,圧縮強度
|
11週 |
圧縮強度に及ぼす要因 |
W/C,設計基準強度,養生の影響
|
12週 |
その他の強度 |
引張強度,曲げ強度,弾性係数,動弾性係数
|
13週 |
コンクリートの耐久性 |
塩害,中性化,凍害
|
14週 |
その他のコンクリート |
レディーミクストコンクリート,マスコンクリート,寒中・暑中コンクリート
|
15週 |
期末試験 |
50分の試験を実施する。
|
16週 |
学習したことの総括 |
期末試験回答用紙返却,解説
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。 | 4 | 前1 |
骨材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | 前1 |
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 4 | 前14 |
配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | 前6 |
非破壊試験の基礎を説明できる。 | 4 | 前12 |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 4 | 前5 |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11,前12 |
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。 | 4 | 前2,前13 |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 | 4 | 前13 |
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。 | 4 | 前13 |
評価割合
| 試験 | 課題(ノート提出) | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |