到達目標
①分類,比較の考え方を理解し,システムを解析することができる。
②模擬,最適化,評価の手法を習得し,身近な問題の解決に応用することができる。
③自らの視野を広げ,柔軟性を身につけることにより,現代の複雑な自然・社会環境を読み解く能力を養う。
④計画の意義と計画学の考え方について理解し,説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
システムの計画と解析,評価について | 解析・評価手法を理解し、適宜選択・応用できる。 | システムおよび計画の定義・体系を理解し,説明できる。 | システムおよび計画の定義を知っている。 |
PERTおよび最適化手法について | 手法を正しく選択し,問題解決に応用できる。 | 手法の手順を理解し,説明できる。 | システムの最適化手法を知っている。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「システム」の重要性と概念の把握を授業の目的とする。身の回りのさまざまな事象について,「システム」的な見方で捉えることにより,新たな問題点を発見し,それに対する評価および解決手法を習得する。その上で,計画の体制について理解する。
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験ともに90分で実施する。
定期試験の成績を70%,キャッチボールシートへの記入状況やレポート,課題の総点を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
社会生活に存在するさまざまな「システム」を取り上げる。絶えず,問題意識をもちながら身の回りの事象に着目すること。毎日の新聞,ニュースを意識してみておくこと。また,毎回課題やキャッチボールシートに授業のポイントを整理し,質問や授業の感想等を記入してもらう。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
システムとシステム工学
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システムとは何か,システム工学の体系
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2週 |
システムの計画
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計画の手順,種類と体系
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3週 |
システム解析(1)
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分類,比較,データの種類
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4週 |
システム解析(2)
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分析の基本的な方法と実践
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5週 |
システムの評価(1)
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社会資本の整備と現在価値
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6週 |
システムの評価(2)
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費用と便益,建設と維持・管理
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7週 |
システムの評価(3)
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費用便益分析
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8週 |
スケジューリング(1)
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作業ネットワーク
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2ndQ |
9週 |
スケジューリング(2)
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PERT,クリティカルパス
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10週 |
最適化手法(1)
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待ち行列理論
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11週 |
最適化手法(2)
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線形計画法,最大化・最小化問題
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12週 |
最適化手法(2)
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シンプレックス法
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13週 |
最適化手法(3)
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動的計画法,ゲームの理論
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14週 |
最適化手法(4)
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土木計画における最適化問題
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15週 |
システム工学の応用と展開
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代替案の総合評価
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前15 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 1 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 2 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 2 | |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 2 | 前2 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 2 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | 前2,前15 |
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。 | 2 | |
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。 | 4 | 前11,前15 |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | 前6,前7,前15 |
評価割合
| 試験 | 課題等 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |