応用地盤工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用地盤工学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土質力学入門、三田地利之、森北出版
担当教員 未 定

到達目標

①各種の構造物に作用する土圧の計算ができる。
②構造物基礎にかかる力学的メカニズムを理解し、極限支持力等の計算ができる。
③斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。
④自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各種構造物に作用する土圧や基礎の支持力および斜面安定問題等の力学的課題、地盤災害とその対策や国土のあり方について学習する。
この科目は,ゼネコンでの実務経験を有する担当教員が地盤の変形や破壊のメカニズム,構造物に作用する土圧等の力学的課題を中心に講義形式で行う授業である。
授業の進め方・方法:
中間、期末試験ともに50分間の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、課題の成績を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
演習を数多く解くことにより、地盤特有の力学的問題に対する解決方法を習熟することが大切である。自学自習の確認方法:課題プリントを学生に配布し、それを定期的に提出させる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 土圧(1) クーロンの土圧論
2週 土圧(2) ランキンの土圧論
3週 土圧(3) 擁壁に作用する土圧の算定(1)
4週 土圧(4) 擁壁に作用する土圧の算定(2)
5週 土圧(5) 矢板壁、山留め壁に作用する土圧の算定
6週 土圧(6) 埋設管に作用する土圧の算定
7週 前期中間試験
8週 地盤内の応力(1) 答案の確認、地盤内応力概説
4thQ
9週 地盤内の応力(2) 集中荷重や線荷重による地盤内応力
10週 地盤内の応力(3) 帯状、面荷重による地盤内応力
11週 地盤内の応力(4) 基礎構造物の接地圧
12週 地盤の支持力(1) 基礎の分類
13週 地盤の支持力(2) 基礎形式の選定
14週 斜面の安定 斜面の安定計算
15週 地盤の動的性質 液状化現象と対策
16週 まとめ 答案の確認、地盤調査

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤地盤内応力を説明できる。4後8
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。4後1,後2
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。4後12
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。4後14
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。4後15
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。4後15
地盤調査の分類と内容について、説明できる。4後16

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000