施工法

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 施工法
科目番号 0103 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 建設施工(金子研一,森北出版),配布プリント
担当教員 増戸 洋幸

到達目標

①各種施工法の役割,施工手順,使用する施工機械を理解できる。
②施工機械の名称と役割,能力の算定方法が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解,応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
土工,コンクリート工,基礎工,仮設工について、施工技術全般を幅広く学修する。
授業の進め方・方法:
中間試験および期末試験ともに50分間の試験を実施する。定期試験の成績を70%,課題(レポート提出等)の成績を30%として総合的に評価し,100点満点で60点以上を合格とする。
注意点:
各施工方法の原理を理解することで,技術提案力を身につける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土木工事の仕組み・土工(1) 施工管理の内容,土量の変化率,土量配分
2週 土工(2) 掘削方法,土工作業,法面,土工機械,機械能力
3週 地盤改良工 軟弱地盤対策工,地盤注入工,軽量盛土工
4週 基礎工(1) 基礎工の種類,杭基礎の施工手順
5週 基礎工(2) ケーソン基礎
6週 コンクリート工(1) 鉄筋の組立て,型枠工,打設計画,コンクリートの受入れ
7週 コンクリート工(2) 打込み,締固め,養生,暑中・寒中・特殊コンクリート
8週 中間試験 授業中に50分の試験を実施
2ndQ
9週 仮設工 型枠支保工,排水工,鋼矢板打設工,山留工,アースアンカー工
10週 トンネル工(1) トンネル工事の概要,山岳トンネル(従来工法とNATM)
11週 トンネル工(2) 都市トンネル,水底トンネル
12週 橋梁架設,ダムの種類 橋梁上部工架設工法,ダムの種類
13週 工程管理 施工計画と工程表,クリティカルパスの計算
14週 現場管理,社会環境管理 品質管理,原価管理,安全管理,建設関連法規
15週 期末試験 50分の試験を実施
16週 学習したことの総括 期末試験答案用紙返却,解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野施工・法規工事執行までの各プロセスを説明できる。4前1,前14
施工計画の基本事項を説明できる。4前1,前13,前14
品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。4前1,前14
建設機械の概要を説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12
主な建設機械の作業能力算定法を説明できる。4前1,前2
土工の目的と施工法について、説明できる。4前1,前2
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。4前1,前2,前3
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。4前4,前5
コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。4前6,前7,前9
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。4前6,前7,前9
トンネル工の目的と施工法について、説明できる。4前10,前11

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000