環境保全概論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環境保全概論
科目番号 0106 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 講義資料を配布する
担当教員 丹野 淳

到達目標

1)廃棄物問題の現状を知っており、廃棄物処理に関する法令を理解している
2)廃棄物の収集・処理・処分を理解している
3)環境影響評価の目的や現状を理解している
4)リスクアセスメントやライフサイクルアセスメントの考え方や効果を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・廃棄物問題の現状を理解し,処理処分方法を解説する。
・環境アセスメントを通じて,建設工事が環境へ与える影響予測や評価方法を解説する。
・人間や環境への影響や対策について,リスクアセスメントやライフサイクルアセスメントを紹介しながら解説する。
授業の進め方・方法:
配布資料やスライドをもとに授業を進める。
中間,後期試験ともに50分間の試験を実施する。定期試験の成績80%,課題の成績20%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
この科目は学修単位のため,事前,事後の学習として課題を実施する。
注意点:
社会の動向に意識を向け,自分自身が関わる問題として授業や自学自習に取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 廃棄物の分類と発生源 廃棄物処理法に基づく廃棄物の種類を理解している。それぞれの廃棄物の発生源を理解している。
2週 循環型社会の構築と関連する法律 循環型社会の意味について理解し,環境に関連する法律の関係や内容を理解している。
3週 収集・中間処理(減量化、再資源化) 廃棄物の収集から中間処理までの流れや内容を理解している。
4週 処分方法 廃棄物の処分方法や処分場の構造について理解している。
5週 処分方法 最終処分における環境保全対策を理解している。
6週 不法投棄対策
放射性廃棄物の種類,処理処分
不法放棄問題の現状と対策を理解している。
放射性廃棄物の処理処分方法を理解している。
7週 前期中間試験 放射性廃棄物の種類を理解している。
8週 環境アセスメント 中間試験の答案確認
環境アセスメントの目的と現状を理解している。
2ndQ
9週 環境アセスメント 環境アセスメントの方法を基本的な理解している。
10週 リスクアセスメント リスクアセスメントの目的を理解している。
11週 リスクアセスメント リスクアセスメントの基本的な方法を理解している。
12週 ライフサイクルアセスメント ライフサイクルアセスメントの目的を理解している。
13週 ライフサイクルアセスメント ライフサイクルアセスメントの基本的な方法を理解している。
14週 演習課題 環境アセスメント,リスクアセスメント,ライフサイクルアセスメントに関する演習
15週 まとめ 前期期末試験の答案確認,まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4前1
環境と人の健康との関わりを説明できる。4前10,前11
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。4前1,前6
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。4前3,前4,前5,前6
廃棄物の減量化・再資源化について、説明できる。4前3
廃棄物対策(施策、法規等)を説明できる。4前2,前6
環境影響評価の目的を説明できる。4前8,前14
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。4前8,前14
環境影響指標を説明できる。4前9,前14
リスクアセスメントを説明できる。4前10,前11,前14
ライフサイクルアセスメントを説明できる。4前12,前13,前14

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000