人文社会科学演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 人文社会科学演習Ⅱ
科目番号 0054 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 コミュニケーション情報学科(H31年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリントを使用する。
担当教員 吉村 忠晴,川﨑 俊郎

到達目標

①GISのしくみを理解し、GISソフトウェアの基本的な操作ができる。
②配布プリント・使用データ・作成ファイルを管理することができる。
③PDCAサイクルを実践し、問題点を改善して課題を作成することができる。
④各自が選んだテーマについて、その原因やメカニズムに関する仮説を設定することができる。
⑤必要な統計データを入手し、統計地図・グラフを作成することができる。
⑥統計地図・グラフについての読解・考察を行い、スライドを作成することができる。
⑦スライドを使用して口頭発表し、質疑応答することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
GIS(地理情報システム)のしくみを理解し、GISソフトウェア(ArcGIS)の基本的な操作方法を習得する。また、GISを援用した問題解決・課題探求にも取り組む。その際に統計地図・グラフを作成し、その結果の読解と考察をもとに口頭発表を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:
2年次の人文社会科学演習Ⅰの授業内容を復習しておくこと。Windows、Excel、Word、PowerPointの基本的操作を身に付けておくこと。ホウ・レン・ソウを忘れないこと。GISの操作では、注意事項を遵守し、資料に記されている手順を確認しながら行うこと。課題は、指定された様式に則って、期限厳守で提出すること。不正な方法によって作成した課題は評価の対象としない。正当な理由もなく遅刻・欠課した者には厳しく対処する。常にPDCAサイクルを実践し、問題点を改善していくこと。
授業報告書、配布プリント・使用データ・作成ファイルの管理状況、課題、口頭発表の成績を総合的に評価し、60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業における注意事項、PDCAサイクル
2週 GISの基礎知識(1) GISのしくみと機能、ArcGISの概要
3週 GISの基礎知識(2) GISを操作する際の注意事項
4週 GISの基礎知識(3) 空間参照系(測地系・座標系)
5週 ArcGISの基本操作(1) 地図データの入手
6週 ArcGISの基本操作(2) 地図データの読み込み、ツールバーの操作
7週 ArcGISの基本操作(3) ArcGISで使用するファイルとその管理
8週 ArcGISの基本操作(4) 地図データの編集(ディゾルブ、属性検索)
2ndQ
9週 GPS機能の利用(1) 経緯度情報の入手とデータベースの作成
10週 GPS機能の利用(2) 経緯度情報を利用した地図作成、画像データとのリンク
11週 統計地図の作成(1) 階級区分図、地域統計データの入手方法
12週 統計地図の作成(2) ArcGIS用データベースの作成方法
13週 統計地図の作成(3) 地図データとデータベースの結合、階級区分図の作成
14週 総合演習(1) 総合演習の概要の説明と課題の指示
15週 総合演習(2) 地域統計データの入手とデータベースの作成
16週
後期
3rdQ
1週 統計地図の作成(4) 統計地図のレイアウト作成(タイトル、出典)
2週 統計地図の作成(5) 統計地図のレイアウト作成(方位、縮尺、凡例)
3週 総合演習(3) 仮説の設定
4週 総合演習(4) 仮説実証のための地域統計データの入手方法
5週 総合演習(5) 仮説実証のための地域統計データの入手
6週 総合演習(6) 仮説実証用データベースの作成
7週 総合演習(7) Excelによる基本統計量の算出と相関分析
8週 総合演習(8) Excelによる散布図の作成
4thQ
9週 総合演習(9) 仮説実証のための統計地図の作成とレイアウトの作成
10週 総合演習(10) 統計地図・グラフの読解と考察
11週 総合演習(11) 口頭発表用スライドの作成方法
12週 総合演習(12) 口頭発表における注意点、口頭発表用スライドの作成
13週 総合演習(13) 口頭発表・質疑応答の練習
14週 総合演習(14) 口頭発表・質疑応答
15週 まとめ 提出課題の確認と修正
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題・発表等発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000