言語コミュニケーション

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 言語コミュニケーション
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 コミュニケーション情報学科(H31年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない
担当教員 田渕 義英

到達目標

①コミュニケーションの諸側面について基礎的な知識を理解することが出来る
②ソシュールの言語学について基礎的な知識を理解することが出来る
③人間の社会における言語の重要性を理解し、自分なりの考えを持つことが出来る

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
講義の前半でコミュニケーション論の基礎を理解し、後半ではソシュールの言語学とその批判をとおして、言語コミュニケーションの複雑さ、その運用の困難さと可能性について学ぶ。
授業の進め方・方法:
中間試験は実施しない。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験60%、課題40%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。課題は、適宜授業ノートの提出、レポートの提出などを課す。
注意点:
本講義の目的は言語コミュニケーションの理論を学ぶことである。講義は理論的な座学が中心になるので、事例は自習によって理解すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入 講義の目的と概要、評価方法などの説明
2週 コミュニケーション論の歴史と意義 現代の日本社会においてコミュニケーション論を学ぶ意義を理解する
3週 コミュニケーション能力の諸相 人間のコミュニケーション能力を構成する様々な側面について学ぶ
4週 コミュニケーションとオト 音声と音韻の違いを理解し、音韻が言語において果たす役割について学ぶ
5週 コミュニケーションと言葉 言葉と意味に対応関係が恣意的であることを理解し、その恣意性が現実を構成していることを学ぶ
6週 前半の振り返り 前半を振り返り、学んだことを確認する
7週 ソシュールの言語学① 言語研究の歴史について理解する
8週 ソシュールの言語学② ソシュールの生涯について理解する
2ndQ
9週 ソシュールの言語学③ 差異の体系としての言語について理解する
10週 ソシュールの言語学④ 差異の恣意性について理解する
11週 言語における実在論再考 ソシュールの恣意性の概念に対して、自然的カテゴリーの実在性について、ハッキングの議論を参照しながら検討する
12週 動物行動学からの知見 ソシュールの価値の恣意性に対して、普遍的価値の可能性について、ドゥ・ヴァールの議論を参照しながら検討する
13週 最終講義 ここまでの講義を振り返り、人間が言語によって構成される客体であり、かつ言語を再構成する主体でもあることの意義を検討する
14週 試験対策 期末試験対策のための解説を行い、質問を受け付ける
15週 前期学習したことの総括 前期期末試験解答用紙の返却と解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000